楽天グループのCEO三木谷氏が、4年ぶりにリアル開催された同社のイベントで、アメリカのOpenAIとの新たな提携を発表しました。OpenAIは、チャットGPTという先進的な人工知能を開発している企業です。
このイベントでは、OpenAIのCEOサム・アルトマンがビデオ通話により参加し、両社の協業について語りました。両社は、最新のAI技術を用いた新たなサービスの開発に力を注ぐ予定です。
三木谷CEOは楽天グループが保有する大量のデータを利用して、国全体の効率を20%向上させるという野心的な目標を立てていると述べました。
一方、AI生成技術、特にチャットGPTについては、この日ソフトバンクがマイクロソフトとの協業を明らかにしています。
合意した内容とは?
楽天は、保有する大量のデータを活用し、製品やサービスへのAIの導入を加速します。オープンAIは、優れたアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を優先的に提供し、そのサポートも手掛けることとなります。
楽天グループによれば、既に証券や保険といった分野でチャットGPTの利用が進んでいますが、今回の提携により、サービス開発から共同で進めていくことになります。同グループの会長兼CEOである三木谷浩史氏は、横浜で行われたイベントで、開発したサービスを導入することにより、楽天グループ全体のマーケティングや運用の効率を20%向上させることを目指すと述べました。
ChatGPTさんに聞いてみた
楽天がChatGPTさんを利用し、運用効率を20%向上を目指すとされていますが、どう思われますか?
AIモデルの導入は、業務プロセスの効率化、カスタマーサービスの改善、マーケティング戦略の最適化など、多くのビジネス上の利点をもたらします。特に、ChatGPTのような先進的なAIモデルは、人間と自然な会話をする能力があり、顧客サポート、自動化された会話、よりパーソナライズされたエクスペリエンスの提供など、様々な領域で応用することが可能です。
ただし、AI技術の導入とその効果は組織の具体的な状況やニーズによります。楽天が目指す「運用効率の20%向上」は大胆な目標ですが、適切な戦略と導入計画、AIと人間の協働、そして継続的な最適化が行われれば、十分に達成可能な目標だと思います。
また、AI技術の導入は単なる効率化だけでなく、データ駆動の意思決定や新たなビジネスチャンスの発見など、事業全体の競争力を向上させる可能性を持っています。
専門家の反応は?
楽天がパシフィコ横浜で開催中の「Rakuten Optimism」において、OpenAIのサム・アルトマン氏がサプライズでビデオ出演する一幕がありました。
すでに楽天証券ではChatGPTを用いた投資AIアシスタントを試験提供していますが、楽天はEコマースや金融で膨大なデータを蓄積しており、OpenAIのAI技術を活用できる余地が非常に大きいと三木谷氏は語っています。
また、両氏は25年来の間柄とのこと。YouTube上には、2012年にスタートアップのイベントに登壇した三木谷氏が若かりし頃のサム・アルトマン氏からインタビューを受ける動画が残っています。
ネットの反応は?
なんで今の日本人は日本の企業を応援しないのか不思議です。
例えば楽天ほどの大企業が傾くとリストラにより失業者が増え、海外企業に買収され日本の国益も下がり自分たち国民にはねかります。間違いなく楽天が傾くとAmazonか中国メーカーが買収に乗り出すと思います。
そうなれば日本のマーケットは掌握され、通信産業にも海外に掌握される可能性があります。
日本のメーカーがなにかにチャレンジしようとしているのですから批判ばかりするのではなく暖かい目で応援してあげてほしいです。
楽天が携帯事業で苦しんでいるけど、やろうとしている事自体はみんなが目指す方向で間違っていないと思う。そこにAI社と協業する事で競合他社との競争から一歩前に出ようとしているのかな。足元は厳しい状況でも攻めの姿勢は変えない。ユーザーとしては心配だがベンチャー企業精神は健在という所か
編集後記
楽天は携帯事業で厳しい状況というのは聞くので、この提携をきっかけに良い方向に向かうといいですね。
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