Uber Eats Japan(ウーバーイーツジャパン)と三菱電機は、2024年2月21日に、歩道で自動的に動くロボットを使用した配達サービスにおいて、協力関係を結んだことを公表しました。この新しいサービスは、東京の中心部の特定エリアで3月から始める予定です。アメリカに次いで、ウーバーイーツによるロボットを活用した配達サービスは、これが世界で2番目の展開となります。
ウーバーイーツジャパン、自動走行ロボットによる配送で三菱電機と業務提携
このロボットは71センチメートルの長さ、46センチメートルの幅、そして高さが60センチメートルで、最高20キログラムの荷物を運ぶ能力があります。このロボットの最高速度は約5キロメートル/時です。専門のアプリケーションを通じて食事を注文すると、このロボットがレストランから商品をピックアップし、顧客が指定した場所へ配達します。
開発はアメリカのカートケン社が手がけ、人工知能(AI)を利用して周囲の人や物を認識し、衝突を避けながら自動で動くように設計されています。このロボットは、カメラを使用して周囲を認識し、安全に配送を行います。
チャットGPTさんにウーバーの配達員がロボットに置き換わるメリットと問題点を聞いてみた
ウーバーイーツの配達員がロボットに置き換わることによるメリットと考えられる問題点は何でしょうか?
ウーバーイーツの配達員がロボットに置き換わることによるメリットと考えられる問題点は、以下のようなものがあります。
メリット
- コスト削減: 人件費の削減により、運営コストが下がります。ロボットは給与を要求しないため、長期的にはサービスのコスト効率が向上する可能性があります。
- 効率性の向上: ロボットは休憩する必要がなく、一定の速度で継続して働けるため、配達効率が向上する可能性があります。
- 交通渋滞の緩和: 配達に小型のロボットを使用することで、交通渋滞が緩和される可能性があります。これは都市部での配送時の交通の流れに好影響を及ぼすかもしれません。
- 環境への影響: 電動の配送ロボットは、ガソリンやディーゼル車に比べて環境に優しいです。排出ガスの削減に貢献できます。
問題点
- 雇用への影響: 人間の配達員の仕事が減ることにより、雇用問題が生じる可能性があります。特に低所得層にとっての収入源が減少するかもしれません。
- 技術的な課題: ロボットの配送は、障害物回避や安全な配送に関してまだ完璧ではありません。技術的な問題が原因で事故が起こる可能性があります。
- 人間の接触の喪失: 配送業務における人間の接触が減少することで、顧客満足度が下がる可能性があります。特に高齢者やテクノロジーに不慣れな人々にとっては、使い勝手が悪くなる恐れがあります。
- セキュリティリスク: ロボットのハッキングや盗難など、セキュリティに関するリスクも考慮する必要があります。配送物の安全性を保証するための追加的な対策が必要になるかもしれません。
ロボットによる配達が持つこれらのメリットと問題点は、技術の進化、法規制の整備、社会の受容度などによって、今後変化する可能性があります。これらの変化を見据えながら、バランスの取れた発展を目指すことが重要です。
専門家の反応は?
使用されるロボットはCartkenのModel Cというタイプで、米マイアミでのUber Eatsや、日本のイオンモール常滑で導入実績があります。法的には「遠隔操作型小型車」として、道路交通法の改正により2023年4月から歩道などでの自律走行が認められています。
最近はビルやショッピングモールなどで自律走行型のロボットを見かけることは珍しくないことから、公道を走っていてもそれほど違和感はなく受け入れられそうです。
ただ、Uber Eatsは玄関先まで届けてくれるのが便利なのですが、ロボットがオートロックやエレベーターを使いこなすのは困難と考えられます。今後の人手不足問題を緩和する役割は期待されるものの、こうしたロボットの限界が知れ渡ることで、人間の優秀さを再確認することになるかもしれません。
71cmの高さのロボットが公道を徒歩スピード(時速5km)で走行となると、スマートフォンを見ながらの人と衝突とかのネガティブな意見も出てきそうだ。しかし、料理宅配のような相手方が必ず在宅している状況ならば、今後はロボットの需要が確実に増えていくだろう。ビル内の清掃業務ロボットと同様に見慣れてしまうと普通の光景となるだろう。人件費と比較するとロボットの方が経済合理性に適っているからだ。なんといっても、都心で問題がなくなれば地方でも広がる…。雨の日だろうが、花粉の日でも問題なくドライバーが確保できていることのほうが強みとなる。むしろ、届け先のラストワンマイルのマンションでのオートロックやエレベーター、ドアフォンなど、ロボットが適合しやすいIoTが必要となるだろう。物流問題で考えると公道走行でもロボット優先道路などが必要となってくる。むしろ、未来のインフラとしてリードできるチャンスでもある。
米国では配達ロボットが襲撃されて破壊されるという事件が起こっているようです。人間の配達員を襲撃するのはさすがに気が引ける一方、機械のロボットならそこまでハードルが高くないということなのでしょう(もちろん、ロボットが飼い犬をひいたなどというロボット加害の事件も報告されています)。今後は、ロボットにスタンガン等を搭載して自衛する方向にいくのでしょうか。いずれにせよ、相当治安が良い地域でないと地面を走行するロボットの活用は難しいかもしれません。そういう意味では、市街地よりもむしろ人口密度が低い田舎のほうが導入には向いているのかもしれませんね。
ネットの反応は?
なんか、ドローンで飛んでくるタイプの配達だと、 マンションへの配達が困難であることと、 タカなどの猛禽類がドローンを襲ってくるから、 実用化が困難という話が出ていましたね。
最近、ガスト系列が店内での配膳ロボットを導入するようになり、 けなげでかわいいなあって思っていました。
海外では、地面を走行するタイプの配達ロボットが 襲撃される事件が相次いでいるそうなので、 その辺が心配ですが、日本では襲撃は少なそうな気がします。
ただ、ウーバーは基本的に配達員がどんな事故があっても 個々の配達員の責任であってウーバーは関係ないとか言い始める会社です。
当て逃げ、ひき逃げ、物損事故その他もろもろ、 捜査にも協力的ではないというかなりヤバい印象しかありません。
今回のロボットの場合も、当て逃げ、ひき逃げなどが心配ではあります。
実施には、難題が多かっただろうが、その心意気に期待したい。
ぜひ国には様々な規制を緩和して、近未来的な事業が社会の役に立つビジネスとして成長するように仕向けて欲しい。
一方で現在の電動キックボードやフル電動自転車(モペット)の悪質な走行が社会を混乱させている現状では、この事業が都市生活をさらに混乱させてしまうのではないかと危惧する。
歩道を歩行者、悪質なライダー、宅配ロボットが混在して問題は起きないだろうか。 この際、野放しにされているキックボードやモペットについて厳格に法整備し、安心して歩道を行き交うことができる社会にしてほしい。
編集後記
都内はロボットが配達するとか近未来な感じですごいですね。電動キックボードも普通に走っているイメージありますし。
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