アメリカの労働人口の8割が生成AIの影響で仕事の1割以上に何かしらの影響をうける!?

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米ウォール・ストリート・ジャーナルや米フォーブスが、アメリカの最新研究をもとに報じたところによると「高度な言語能力を持つ生成人工知能(AI)は、さまざまな専門職が現在行っている仕事の多くを迅速にこなすことができる」と報じました。

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アメリカの労働人口の約19%が仕事の50%以上に影響をうける

ペンシルバニア大学や米オープンAI(OpenAI)による共同研究によれば、税理士は生成AIに最も影響を受ける職業の1つだとされています。最新の研究によれば、少なくとも半数の税理士の業務はAIの導入によって驚くべき速さで処理されることが分かりました。このような影響は税理士に限らず、数学者や通訳者、ライターなど他の職業にも当てはまると言われています。

この研究グループは、2023年3月27日に「大規模言語モデルの労働市場への影響に関する初期の考察」というタイトルのワーキングペーパーを公表しました。この調査では、GPT(Generative Pre-trained Transformer)モデルと関連技術が各職業に与える潜在的な影響を評価しました。

この研究によれば、米国の労働人口の約80%はGPTの導入によって、少なくとも仕事の10%が何らかの影響を受ける可能性があるとされています。また、約19%の労働人口は、仕事の50%以上がAIの導入によって影響を受ける可能性があるとのことです。

学位を必要とするような高収入職種に大きな影響か!?

生成AIはあらゆる賃金レベルの職業に影響を及ぼし、特に高収入の職種に大きな影響が見られます。この影響は学位を必要とする仕事において最も顕著であり、多くの場合、仕事の半分以上がAIの導入によって影響を受ける可能性があるとされています。ただし、重要な点は、仕事が完全に生成AIによって置き換えられるのではなく、むしろ影響を受ける範囲が拡大するということです。

オープンAIのタイナ・エランドウ氏らは

タイナ・エランドウ氏
タイナ・エランドウ氏

全体的に見た場合、AIがほぼすべての仕事を行うことのできる職種を見つけることは難しい

と話しています。

プログラミングと文書作成の仕事が影響大 逆に科学や思考スキルを伴う仕事は影響少ない

エランドウ氏らの研究によると、生成AIの影響を特に受ける職業はプログラミングや文書作成の仕事です。これらの職業はAI技術によって効率化や自動化が進み、影響を受ける可能性が高いとされています。一方で、科学や批判的思考スキルを要する職業は、AIの影響を比較的受けにくいという結果も示されています。
下記がAI技術によって影響をうける、あるいは拡大されると予想される職業です。

  • 通訳・翻訳者
  • 調査研究者/市場調査員
  • 詩人、作詞家
  • 動物科学者
  • 広報専門家
  • ライター、作家
  • 数学者
  • 税理士
  • 金融データアナリスト
  • 調査研究者/市場調査員

フォーブスによると、上記の研究から導かれる重要なポイントは、生成AIが予想もつかない方法で職場を再構築していく可能性があるということです。一部の職業は将来的には姿を消す可能性もあります。しかしながら、AIの生産性と能力を最大限に活用し、顧客や人々の生活を向上させるための新しいイノベーションやサービスを創り出すことができる職業は、2020年代の中頃から後半にかけての経済状況において成功する見込みがあると、フォーブスは報じています。

編集後記

おき編集長
おき編集長

AIの記事にふれるたびに思うのですが、AIは分からないから使わないとか、信じられないから利用しないではなく、正しくAIの事を知ってうまくAIツールと付き合っていくというのが重要なんだとつくづく思いますね。

仕事を奪われるではなく、うまく利用して自分の仕事の可能性を広げていく。

そういった気持ちでAIと付き合っていこうと思いました。

●金融データアナリスト

●ウェブデザイナー/デジタルインターフェイスデザイナー

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