タイ上院が同性婚法案を承認、年内施行予定―東南アジア初の合法化へ

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タイでは性的マイノリティに対する理解が進んでおり、同性カップルの結婚を可能にする法案が議会上院で承認されました。

18日、同性婚を支持するこの新法案は、議会上院で多数の賛成票を得て可決されました。法案により、同性カップルも婚姻を結び、相続や養子縁組などの法的な権利が従来の結婚と同等に認められることになります。

国王の署名を得た後、年内にもこの法案は施行される見込みです。これにより、タイ政府は性的マイノリティのコミュニティからの歓迎の声を受けています。

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性的マイノリティの参加者達の声は?

とても嬉しいです。この日が来ることをずっと待っていました

男性・女性と同じような権利を持ち、普通の生活を送りたい

同性婚を合法化するこの措置は東南アジアでは初の事例であり、アジア全体では台湾とネパールに次いで3番目となります。

専門家の反応は?

6月は性的マイノリティの権利や尊厳について啓発する「プライド月間」でもあり、とても嬉しいニュースです。

NIKKEI ASIAは「社会的・宗教的保守派の反対を押し切って、LGBTコミュニティが20年かけて勝ち取った勝利だ」と報じました。この間、差別や偏見に立ち向かい、声をあげ続けた人たちに敬意を表したいと思います。

タイの世論調査では約8割の人々が婚姻の平等を支持しているそうです。一方で、日本の世論調査でも過半数が「同性婚」に賛成し、20-30代では8割にのぼっています。

しかし、宗教右派や「伝統的家族観」を重視する保守派に配慮し、日本政府は慎重姿勢を続けています。

政府は、すでに多様な家族の実態や賛成多数の世論から目を背けず、タイに続き、早急に「婚姻の平等」を実現すべきと考えます。

タイの議会上院が同性婚を認める法案を可決し、東南アジアで初めて同性カップルの結婚が合法化される見通しとなった。この法案成立には、経済的な側面からも重要な意義がある。

まず、同性婚の合法化はタイの「ソフトパワー」を強化する。リベラルな社会を象徴するこの法律は、タイを国際的に寛容で進歩的な国として位置付けることになる。これにより、国際社会からの評価が高まり、投資環境の改善にも寄与する可能性がある。  

また、LGBT旅行者の増加も期待される。タイは既に観光大国であり、多様性を受け入れる社会的な姿勢を示すことで、LGBT旅行者の数を増やすことができる。これにより観光収入が増加し、地方経済の活性化にもつながるだろう。  

さらに、同性カップルに対する法的権利の保障は、資産の管理・相続や養子縁組の権利が認められることで、個人消費の増加や不動産市場の活性化など、広範な経済効果が期待される。

ネットの反応は?

かなり昔、タイで日本人向けに配られていたフリーペーパーで、現地における性的志向のバリエーションの多さを解説する記事があったんだけど 一口に同性愛と言っても、肉体の性、自身の性自認、性的志向その他の組み合わせで、とにかくバリエーションが大変多いという内容だった(別にタイに限らんだろうけど) タイはレディボーイが珍しくないからね〜なんて安易な語り口はダメだってことで、恥ずかしながら勉強になりました

今の日本における法律上の結婚って、きっと異性同士が結婚して子供を持つ前提みたいなかんじでしょうか。

選択的子無しの夫婦もいるし、男女問わず好きな人と法律上でも固く結ばれたいという気持ちも大切にしてあげたいとも思う。

今の法律だと同姓同士だと家族になるには養子縁組で恋人同士なのに法律上の親子になっちゃうのが悲しいところですね。

元々タイはそういうカップルのメッカだったから、そういった土壌はあったように思う。合法化されて法的にも認められることによって、これで法的な様々な権利も認められるようになったと思う。

日本も同じ東南アジアの仏教国として、いずれは同性婚が認められるようになるんだろうか。同性愛者にとっては選択肢が拡がるのはいいことなのかもしれないです。これからは、異性婚と同性婚の棲み分けが進んでいくのかなと思います。

編集後記

おき編集長
おき編集長

日本はあと2世代くらい変わらないとこういった法案は認められなそうだなぁ。色々寛容になれば良いのにね。

コメント

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