個人情報保護委員会(個情委)は19日、マイナンバー(個人番号)の誤った連携による個人情報の流出問題について、デジタル庁への立ち入り調査を開始したと明らかにした。これはマイナンバー法に基づくもので、デジタル庁が情報管理を適切に行っていたかどうかを検証することが目的となる。この対応は、該当制度を直接管理する行政機関に対する、まれな事例となっている。
個人情報保護委員会がデジタル庁のマイナンバー流出問題に立ち入り検査を開始
個人情報の保護と管理、特にマイナンバーに関する監視・監督を行う個人情報保護委員会(個情委)の事務局によれば、19日午後からデジタル庁のオフィスに職員が入り、検査を開始したという。具体的な時間、検査の進行状況、内容などの詳細は現時点では公開されていない。検査にかかる期間も不確定だが、システムのログ確認やマイナンバー制度を運営するスタッフへの聞き取りなどが行われると予想される。
異例の行動となる立ち入り検査の実施を事前に通告するなど、個情委はこの問題に対して積極的に対応している。片岡秀実・政策立案参事官は記者会見で、
政策立案参事官
一連の案件は、国民が不安を抱くきっかけとなりうる。影響範囲の大きさを重く受け止め、できるだけ早く解明し、必要な対応をとることが大事だ
と説明しました。
専門家の反応は?
個人情報保護委員会が、デジタル庁に立ち入り調査に入った。このことからマイナンバーカードの問題の深刻さが、理解できるだろう。
単なる人為的なミスや、システムの問題だと矮小化してはならない。むしろ、こうした問題が起こった場合のフェイルセーフの発想が、個人情報という重大なものを扱う、政策の制度設計に欠如しているということが最大の問題だろう。
これまで報告されてきた問題は、まったく予想すらできないものであったのだろうか?そうではないだろう。
デジタル庁は責任を取る必要があるだろう。
ネットの反応は?
どれだけ無駄なお金を使うのか?今は、マイナカードより、日本が良くなる為にお金を使ってくれ!切実な願い。増税で、苦しむ人も多いし。所得税が増額した事により、市県民税も上がるだろう。取りやすい何処から取る。子供もいる何処はいいが、それでも苦しむ。物価高騰や光熱費の値上げ!税金を払っても、無駄な使い方が多すぎる。ちゃんと金額を証明してもらいたい。何が無駄か?考えで、国民負担を少なくしてくれよ!
個人情報保護委員会のように、霞が関の府省庁等で他府省庁に対し各種の権限が法律上規定されているところはたくさんあります。しかし、ほとんどは、組織の設立時には注目されるものの、その後はほとんど発動されずに終わります。こども家庭庁もその可能性が高いです。
ところが今回は実際に発動されており、独立性の高い3条機関としてその存在意義を示しつつあるということでしょう。おおいに注目したいと思います。
編集後記
今回の調査で少しでもマイナカードに関する問題が解消されることを期待したいですね。
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