南海トラフ地震に関する臨時情報として「巨大地震注意」が発表された件について、防災担当の松村大臣は、特に地震活動に変動が見られない場合、今日の午後5時には注意喚起を解除する方針を明らかにしました。
松村防災担当大臣のコメント
防災担当大臣
このまま地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなければ、本日の17時をもちまして政府としての特別な注意の呼びかけ終了いたします
気象庁によると、昨日正午までの時点で、南海トラフ地震の想定される震源域において、顕著な地震活動や地殻変動は確認されていないとのことです。
この情報を受けて、松村防災大臣は、今日の午後5時には特別な警戒呼びかけを解除する予定であると述べました。ただし、特に異常が見られない限りの話です。
一方、内閣府をはじめとする関連機関は、引き続き地震や津波に対する警戒を継続するよう呼びかけています。
専門家は揺れ・津波への警戒怠らず防災の備えをと呼びかけ
気象庁による南海トラフ地震の「巨大地震注意」発表から1週間が経過しましたが、マグニチュード（Ｍ）7.1の地震が起きた日向灘では、8日の地震で完全には破壊されなかった部分が残っているとされています。専門家は、この地域で再び同じ規模の地震が発生する可能性が高いと指摘し、南海トラフ地震との直接的な関連は低いとしながらも、引き続き防災対策の徹底を呼びかけています。
京都大学防災研究所の宮崎観測所に勤務する山下裕亮助教（観測地震学）は、日向灘地震が30年周期でマグニチュード7クラスの地震を繰り返しており、最後に大きな地震が発生したのは1996年10月（Ｍ6.9）と12月（Ｍ6.7）であったと述べています。
臨時情報（巨大地震注意）が出されるのは、想定震源域でマグニチュード（Ｍ）6.8以上の地震が発生した場合ですが、
これまで日向灘の地震が南海トラフ地震を誘発した事例は確認されていない
と述べています。南海トラフの中心部である四国沖や紀伊半島沖と日向灘では、ひずみの蓄積が異なるため、
今回の地震で南海トラフ地震が発生する可能性は低い
と説明しています。
それでも、日向灘で再び今回と同規模の地震が起きる可能性は高いとされています。1996年10月の地震の震源地の北側付近で余震がほとんどなかったことから、プレートが完全には破壊されていない「割れ残り」が存在するかもしれません。
さらに、山下助教は、この地域で再び地震が発生すると、最大で10メートルの津波が発生する可能性も指摘しています。
山下助教たちは、日向灘で発生した過去最大の「外所地震」（1662年）の断層モデルを作成し、プレート境界の浅い部分で発生する「スロー地震」との相互作用が地震を大規模化させたとの研究結果を公表しました。この地震の規模はマグニチュード7.9と推定されています。現在の地震活動においても、スロー地震が活発で、「割れ残り」と合わせて日向灘でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こる前提条件が整いつつあると考えられています。
山下助教は、
現在の科学技術で地震がいつ起きるかはわからない
次の地震は今回より震源域が浅く、津波が高くなる可能性がある。神経質になる必要はないが、リスクを確認した上で日常生活を送り、警報が出たらすぐに逃げることに尽きる。レジャーの際も事前に避難経路を確認することを習慣化する機会にしてほしい
とアドバイスしています。
ネットの反応は？
何事もなくて本当に良かったけど、南海トラフ地震っていつ起きてもおかしくないんだよね。だからこそ、普段から対策を怠らないことが大事。非常用の水や食料を備えておくのはもちろん、避難経路や家族との連絡手段も確認しておかないと。自分も最近、非常袋の中身を見直したけど、意外と賞味期限が切れてるものがあったりして焦った。結局、災害対策って「備えあれば憂いなし」ってことだよ。気を抜かずにやっていこう。
今後は個人の準備が必要ですね。
沿岸部、氾濫の懸念がある河川部近くに住んでる方は、避難所に携行できる避難バッグの準備。
東京のマンションに住んでる方は火事以外はマンションにいた方が安全な場合が多いので、停電や断水対策。
具体的には、水、非常食、簡易トイレ、寒さ対策のアルミか毛布、等等ですね。
我が家は東京ですが、水、非常食、簡易トイレ、携帯ラジオを準備してます。
南海トラフ地震注意は終わるかもしれないが、日頃の備えが重要であることは学べましたね。
どこの店行っても水とか家具固定金具は売り切れだが、以外と缶詰や簡易トイレ、懐中電灯や予備の電池、モバイルバッテリー、軍手や上履き、簡易ガスコンロ、簡易給水タンク、ビニールマット、生理用品、常備薬等は残ってるんですよね。今のうちに防災用品を見直して見るのもいいかと思います。
編集後記
台風くるのに地震もきたらどうしようって思っていたけど、地震は大丈夫なのかなぁ。
まだ油断はできないけど。
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