6月2日、一部内容の改正が加えられたマイナンバー法が成立しました。この法改正には、健康保険証の廃止とマイナンバーカードの一本化が含まれています。これにより、現行の紙の健康保険証の形態が大幅に変更されることとなります。
具体的には、今後は健康保険証としての機能を持つマイナンバーカードが用いられることになるということです。これは公的個人識別番号制度の一環として、日本の社会保障制度をより効率的かつ合理的に運用するための措置となります。
マイナンバーカードの利用促進：一部の国家試験と社会保障制度での利用拡大
この法改正は、マイナンバーやマイナンバーカード（マイナカード）の使用をさらに推進することを目的としています。具体的には、一部の国家試験の事務業務や社会保障制度に関わる行政事務業務において、マイナンバーの利用が可能となるようになります。これにより、マイナンバーシステムの効果的な利用が期待されます。
さらに、健康保険証はマイナンバーカードと統合されることとなります。この変更により、現行の健康保険証は原則として2024年秋に廃止され、その後はマイナカードがその役割を引き継ぐことになります。既存の健康保険証は、最長で2025年の秋まで使用可能となる予定です。
しかし、一方でマイナンバーカード関連サービスについては、近頃いくつかの問題が明らかになってきました。特に5月には、複数のトラブルが報告されています。その中には、マイナカードと一体化した保険証に他人の医療情報が誤って連携されるという深刻なミスや、コンビニエンスストアでのカード交付サービスにおける不具合など、様々な問題が含まれています。これらの問題は、マイナンバーカードの利用推進にあたり、慎重に対応する必要がある課題となっています。
ネットの反応は？
マイナカードの取得は「任意」という立場はどうした？ 誰が見たって強制だろうが。利用促進という大義名分のために筋を通さないのは許されるのか。ポイントで釣るやり方といい健康保険証といい、疚しいことがあって大っぴらに進めることが出来ないということが判っていて、それを糊塗するためにやっているとしか思えない。岸田内閣のやることはこんな姑息なことばっかりだが、野党もなぜ筋を通そうとしない。「任意」という看板を降ろして国民に批判されるのが怖いのなら堂々と問題点を指摘すべきだし、そうじゃないなら国民を説得するのが努めというものだろう。
「健康保険証」が廃止になるだけで、名前を変えて復活させますよ。
「医療証」とか「健康医療証」とかね。
復活させないと、障がい者施設や老人ホームなど、現場大混乱になるよ。
編集後記
なんかここにきてマイナンバーカードのごり押し感がすごいですね。
健康保険証がなくなるなんて、ほぼ強制的に移行させていると変わらないですね。
ネットの反応にもありましたが、マイナンバーカードに移行する事ができない高齢の方や事情があって移行ができない方などはどうするんですかね・・・
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