突然SNSから消える「人間関係リセット症候群」の対処法 - おきTIME365

突然SNSから消える「人間関係リセット症候群」の対処法

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ChatCPTさんに聞いてみた

「人間関係リセット症候群」とは、人のつながりを一斉に断ち切る衝動的な行動を指します。これは正式な医学的診断名ではありませんが、精神的な問題として現代社会において注目されています。この行動は、特定の人をLINEやSNSでブロックするのではなく、自分のアカウントを完全に削除したり、電話番号を変更するなどして、すべての人との繋がりを断つことを意味します。このような行動は繰り返しやすく、多くのデメリットがあるにも関わらず、衝動を抑えることが難しいとされています。自分自身や周囲の人がこの状況に陥った場合の対処法については、多くの人が悩んでいます。

このテーマに関するアンケート調査では、多くの人が人間関係をリセットすることに一定の必要性を感じていることが明らかになりました。調査によると、約70%の人が人間関係のリセットが「必要だと思う」と回答しています。この結果は、人間関係のリセットに対する一般的な考え方や経験についての洞察を提供しています。

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約半数の人が「リセットしてしまう人の気持ちはわかる」と理解を示す結果に

2023年11月1日に実施されたYahoo! JAPANのアンケートでは、全国の10代から60代以上の男女2000人が参加しました。この調査では、「SNSアカウントを削除するなどして人間関係を一新したいと思った経験があるか」という質問に対し、約48.5%の人が「経験がある」と回答しました。

人間関係のリセットを考えたことがあると答えた人々に対し、「実際にリセットを行った経験は?」と尋ねたところ、17.1%が「何度もある」と、14.1%が「1回だけ」と答えました。一方でリセットを行わなかった人々に「リセットする人の気持ちが理解できるか」と質問したところ、51.2%が「自分は望まないが、他人の気持ちは理解できる」と答えています。

また、アンケートでは「SNSのブロック機能を使用したことがある」と答えた人は44.1%で、「親しい人が突然連絡を取らなくなった経験があるか」という質問には32.7%が「ある」と回答しました。そのような状況での感情について尋ねたところ、「悲しい」と感じた人が13.9%、「心配した」と答えた人が15.1%で、「怒り」を感じた人は2%に留まりました。

さらに、「音信不通になった親しい人を探したことがあるか」という質問には、21.5%が「ある」と回答。音信不通になった人が再び現れた経験について尋ねたところ、13.4%が「ある」と答え、その際の感情には「安心した」「特に何も思わなかった」「忙しさが減ったのだろうと思った」などの意見が寄せられました。

最終的に「人間関係をリセットすることは必要だと思うか」という質問には、67.8%が「必要だと思う」と回答。その理由としては、「状況によってはリセットが必要」「リセットにより生活が楽になる場合もある」「自分が苦しい時は人間関係の見直しも良い」といった様々な意見がありました。

このアンケート結果を踏まえ、心理カウンセラーの小日向るり子さんに、人間関係のリセットが良いことか悪いことか、また実際に起きた際の対処法について話を聞きました。

SNSから突然消える「人間関係リセット」=悪?

「人間関係リセット症候群」の定義とは?

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

疾患名ではないので医学的な定義はありませんが、ある日突然全ての人間関係をシャットアウトしてしまう、あるいはそれに近いことをしてしまう人のことを俗にさして使う用語です。

例えば、SNSでしつこくしてくる人をブロックした等、理由があって特定の人をシャットアウトするのは、人間関係リセット症候群にはあてはまりません。ある日全てが嫌になって、アカウントごと削除してしまうような状態が人間関係リセット症候群です

SNSで個人のアカウントをブロックすることとの心理的な違いは何でしょうか。

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

特定の相手をブロックする理由は、『相手を消して自分が心地よく存在し続けたい』からですよね。つまり、自分が生きるためにブロックするので、そこには自分を守る自己防衛や自己愛の心理が働いていると考えられます。

一方、人間関係を全てリセットするのは、『自分自身の存在を消したい』という心理です。

後者の場合、消滅願望や自殺願望が入っている場合もあるため、リセットの頻度や程度によっては心療内科などの専門機関でサポートを受けることをおすすめします

なるほど。心理的には真逆とも言えるのですね。「人間関係リセット症候群」の一番の原因はどこにあるのでしょうか。

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

一番とは言えないものの、社会との繋がりの多さと頻度が大きくなった社会が関係していると思います。現代社会は、スマホで常に誰かと繋がっている状態ですよね。これは楽しくもあるけれど、緊張している状態でもあるのです。緊張が続くことは、心を風船に例えるなら常に膨らんでいる状態です。そのため、細い針穴ひとつで破裂する膨張した風船のように、些細な出来事がトリガーとなり『全てを切る』という極端な行動になりやすいのではないでしょうか。

「人間関係リセット症候群」に陥る人は、今後も増えていくのでしょうか。

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

増え続ける一方かというと、自身の肌感覚ではそうでもない気がします。リアルな関係が半ば強制的に遮断されたコロナ禍を経て、非リアリティで繋がることの虚しさを改めて感じる人も多く、例えば人情を歌った昭和歌謡を聴く若者が増えたり、リアルな繋がり求めて居酒屋やバーを探索する人が増えたりと、むしろ原点回帰の潮流もあると思います。 もともと人間は共存する生き物なので、脈々と受け継がれる”人との繋がりの大切さ”に本能的に気づき始めている気がします。どんなにデジタルが発達しても、やはり人は一人では生きていけないですからね

リセットして自己嫌悪に陥ってしまう人の場合は、どうしたら良いのでしょうか。

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

物事や対人関係を『0か100か』という考え方をしていないか、もしそうした思考の癖があれば『ほどほどで良い』ということを意識してみましょう。人間関係をリセットする傾向がある人は完璧主義の人も多いので、『治すべき』と考えれば考えるほどゼロにしたくなってしまいます。

具体的には、『なんとかなるさ』『明日は明日の風が吹く』など、ちょっと楽になれる言葉を部屋の壁に貼ったり、スマホのホーム画面にしたりしても良いですね。 また、一人では思考の整理や自分への気付きが進まないこともあるため、医師やカウンセラーなど心の専門家の助けを借りるのもいいことだと思います。 専門家は多くの症例を見て学んでいますので、プロに頼ってほしいです

身近な人から突然シャットアウトされると、動揺したり、「私が何かしちゃったかな」と落ち込んだりしてしまいます。リセットされた側はどうすれば良いのでしょうか。

心理カウンセラー<br>小日向るり子さん
心理カウンセラー
小日向るり子さん

まず、なぜ相手がそういう状態になってしまったのかを考えてみることが大切です。

背景に個人的なストレスや大きな喪失体験があることも多いので、『少し前にご家族が亡くなっているもんね』『前の職場もすぐ辞めたって言っていたから、挫折が重なっちゃったのかな』など、自分と相手の関係性だけでなく、その人の背景全体を考えることによって、リセットされた側が自分だけを責める気持ちが和らぎます。

また、少し突き放した考え方かもしれませんが、『私の問題ではなく、その人自身の問題』と区切りをつけることも大切。最終的にはその人自身が選択したことであり、その人の人生なので、ある程度ドライに受け止めることが大切だと思います

チャットGPTさんに聞いてみた

おき編集長
おき編集長

現代病として「人間関係リセット症候群」というのがあるそうですが、チャットGPTさんがリセットしたくなってしまうような事ってありますか?

ChatGPTさん
ChatGPTさん

私はAIであり、人間のような感情や個人的な経験を持たないため、「人間関係リセット症候群」のような感情的な反応や、リセットしたいと感じるような状況を経験することはありません。私の目的は、提供された情報に基づいて質問に答えたり、情報を提供したりすることです。ですので、人間のような感情的な反応や個人的な経験に基づく行動はありません。

おき編集長
おき編集長

そりゃ、そうですよね。。

人間関係をリセットしたい!って衝動に駆られてしまったら、チャットGTPさん的には、どうしたら良いと思いますか?

ChatGPTさん
ChatGPTさん

人間関係をリセットしたいという衝動に駆られた場合、以下のステップを試してみると良いかもしれません:

  1. 感情の原因を理解する:まず、なぜそのように感じているのかを深く考えてみてください。ストレス、過労、対人関係の問題など、様々な要因が考えられます。自分の感情の根本原因を理解することが重要です。
  2. 一時的な距離を置く:すぐに全ての人間関係を断つのではなく、一時的に距離を置いてみることを検討してください。SNSやメッセージングアプリから離れる、短期間の休暇を取るなど、自分をリフレッシュさせる時間を持つことが有効です。
  3. 感情を表現する:信頼できる友人、家族、または専門のカウンセラーに感じていることを話してみてください。感情を共有することで、新たな視点を得たり、解決策を見つけたりすることができます。
  4. 自己反省と自己ケア:自分自身の行動や感情を振り返り、自己ケアに時間を割くことも大切です。趣味やリラクゼーション、運動など、自分を落ち着かせる活動に時間を使ってみてください。
  5. 段階的なアプローチ:人間関係を完全に断つのではなく、段階的にアプローチを変えてみることも一つの方法です。例えば、一部の人との関係を見直す、コミュニケーションの方法を変えるなど、徐々に変化を加えてみると良いでしょう。
  6. 専門家の助けを求める:深刻なストレスや不安を感じている場合は、専門家の助けを求めることを検討してください。カウンセラーや心理療法士は、感情的な問題を解決するのに役立つアドバイスやサポートを提供できます。

重要なのは、衝動的な決断を避け、自分の感情や状況をじっくりと考えることです。また、自分一人で全てを解決しようとせず、必要に応じて他人の支援を受け入れることも大切です。

専門家の反応は?

特定の人に対して連絡を断ちたいというのではなくSNSの投稿を見て人の活躍が羨ましくなったり自分に自信がなくなったりする場合一度SNS断ちしたくなることがあると思われます。そんな時アカウントごと消えようとすることがあります。

一方で特定の人の投稿を見たくないし連絡も取りたくない場合、ひとりだけブロックすることに遠慮がある場合、自分がアカウントごと消えようとすることもあります。

しばらく気持ちを切り替える時間が欲しいような時が誰でもあると思いますがその中でアカウントを置いておくとどうしても見てしまい傷つく事が嫌な場合はアカウントごと消える事になります。

人は経験から学びます。出会い、関係の深化、トラブル、仲直り。そうして、人間関係を学んでいきます。また、大昔であれば濃密な人間関係がなければ生きていけませんでした。昔は、コンビニも便利な農機具も救急病院もなかったからです。

だから村八分(火事と葬式を抜かして村の人間関係から遮断される)になれば、死活問題です。しかし、今なら十分生きていけます。火事と葬式さえも、近所の力は借りません。

人間関係のトレーニング不足であり、また人間関係の必要性も薄くなれば、現在の人間関係全てを解消しようとする人が現れるのも、自然なことでしょう。

とはいえ、現代でも人間関係なしでは不便でしょう。「人間関係リセット症候群」と呼ばれるようになって、逃げ癖がついてしまわないようにするのも、必要かもしれません。

ただし、ネット上の健康的なリセットは、リアルの人間関係の充実が必要なので、それができる人はOKでしょう。

ネットの反応は?

もともとSNSはしていないけど、 転居も多いし、携帯を買い替えるたびにリセットしていました。 本当に大切な人とはずっと繋がってますけど、本当に大切な人ってそんなにたくさんいないから。

うわべだけの付き合いや子供を通してのグループとかは気が合うわけでもないので、都合よく使われてるなぁと感じた人たちとは長く続ける必要はないと思ってます。

SNSでは面と向かって相対してるリアルに比べ、ある程度の時間が経過してからその人のことが深くわかってくることも多い。自分の基準ではちょっとありえないなというような普段の振る舞いの話だったり、またオフ会などで会ったら初対面とは思えないような接し方をされたり、積もり積もってそのグループから抜ける選択をしているのだろう。

約半数の人が「リセットしてしまう人の気持ちはわかる」という結果からもある意味自然なこと。人数が多くなればなるほど関係する人が増えすぎて疲れてしまうこともあるでしょうし、そういうときは自分の心身第一でいいと私は思います。

スマホの電話帳やLINEの友だち登録を中心に年末年始に整理してます。 なんとなく交換したけど連絡しない人や仕事関係で登録したけど、自分や相手が転職したとか…SNSの線引きはシンプルに返信含めて自分が送るかだけにしてます。 最近気づきましたが、整理するのは必要ない人を削除するというより大切な人を再確認する意味が強かった。

毎年見直す事で、しばらく連絡できてなかった旧友に久しぶりにかけて正月休みで会おうか?とかやってます。

コレをリセットというのか分かりませんが恒例行事にしてます。

編集後記

おき編集長
おき編集長

どういう繋がり方をしていたかによるかもだけど、自然とフェードアウトって出来ないものですかね。それさえも面倒になってしまうと急にリセットしてしまうのかしら。

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