企業活動って聞くと「会社が仕事すること?」とざっくり思いがちですが、ITパスポートではもっと広い視点から学びます。
今日は経営理念やCSR(企業の社会的責任)、SDGsなど、今どきのキーワードも含めて、企業活動の基本をゆるっと解説していきます!
1. 経営理念とCSR(企業の社会的責任)
- 経営理念(企業理念)は「会社として何を大事にしているか」という基本方針
- CSR(Corporate Social Responsibility)は、企業が社会の一員として責任を果たすこと
例:環境保護、地域貢献、社員の働きやすさを考える など
2. 企業活動の意思決定
- 株主総会:企業の最高意思決定機関
- 経営陣(取締役会など)は、株主総会の決定を実行していく
3. 情報公開と法令遵守
- ディスクロージャ:企業が財務情報などを公開して透明性を保つこと
- コンプライアンス:法律やルールをしっかり守る姿勢
4. SDGsと企業の取り組み
- SDGs(Sustainable Development Goals)は、2030年までに達成を目指す17の世界的目標
- ESG投資やSRIなど、社会的な取り組みが評価される時代に
- SDGsの17目標も試験に出ることがあるので要チェック!
SDGs 17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働き買いも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう

5. 企業ブランド
- コーポレートブランド(企業ブランド)は「世間からどう見られているか」
- CSRやSDGsへの取り組みもブランドに大きく影響
よくある質問(FAQ)
- QCSR(企業の社会的責任)って、具体的にどんなことをするの?
- A
例えば、環境に配慮した製品づくり、地域清掃活動、社員の健康管理、コンプライアンスの徹底などが挙げられます。企業が「社会の一員」として行う良い行動全般を指します。
- QSDGsと企業活動ってどう関係あるの?
- A
企業はSDGsの17目標に関連する取り組みをすることで、社会的評価が高まり、ESG投資などの対象にもなります。つまり、企業価値の向上につながるんです。
- Qコーポレートブランドってなぜ重要なの?
- A
良いブランドイメージがあると、信頼されやすくなり、採用・取引・商品販売などさまざまな面で有利になります。CSRやSDGsへの積極的な姿勢もブランド価値を高めます。
練習問題(3問)
【Q1.】企業の活動において、最高意思決定機関とされるのはどれですか?
A. 取締役会
B. 株主総会
C. 経営会議
D. CSR委員会
正解:
B
→ 株主総会は、企業の最高意思決定機関であり、取締役や重要事項を決める場です。
【Q2.】次のうち、企業が行う社会的責任の例として最も適切**なものはどれ?
A. 業務の効率化だけを目指す
B. 法令に違反しても利益を優先する
C. 地域の清掃活動に参加する
D. 製品のコストを極端に下げる
正解:
C
→ CSRの一環として、地域社会への貢献は代表的な取り組みです。
【Q3.】SDGsに関する記述として誤っている**ものはどれ?
A. 2030年を達成期限とする国際的目標である
B. 環境・社会・経済の3分野に関連する
C. 企業活動とは無関係の国連専用目標である
D. 「飢餓をゼロに」などの個別目標が定められている
正解:
C
→ SDGsは企業活動とも深く関係しており、ESG投資などの評価指標にもなっています。
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