- 請負契約
- ISO/IEC 27017
- 官民データ活用推進基本計画
- VRIO分析
- 特定電子メール法の規制対象
- RAS
- PoC(Proof of Concept)
- FMS(Flexible Manufacturing System)
- 商標法におけるサービスマーク
- RFI(Request for Information)
- IPランドスケープ
- MOT(Management of Technology)
- カンパニー制組織
- マトリックス組織
- 不正アクセス禁止法
- プロセスマイニング
- アクセシビリティ
- フリーミアム
- RPA(Robotic Process Automation)
- ブロックチェーン
- EA(Enterprise Architecture)
- SOA(Service-Oriented Architecture)
- 通信プロトコル
- ERP(Enterprise Resource Planning)
- トランザクション(DB)
- ライフログ
- 自動運転の水準(SAE J3016:レベル1~5)
請負契約
- 一行要約:成果物の完成を約し、検収を前提に報酬が発生する契約。
- 詳しい説明:結果責任(契約不適合責任)が中心。準委任は結果ではなく注意義務が中心。
- ひっかけポイント:発注側の指揮命令が強すぎる=偽装請負リスク。
ミニ問題
【Q.】請負契約の特徴として最も適切なのはどれ?
A. 完成と検収をもって報酬が発生する
B. 実施時間に比例して随時報酬が発生する
C. 発注側の指揮命令下で作業することが前提
D. 契約不適合責任は生じない
正解:
A
解説(正解)
請負は完成責任型で、検収が報酬発生の基点。
他の選択肢
B:準委任の色合い。
C:強い指揮命令は偽装請負懸念。
D:契約不適合責任は重要。
ISO/IEC 27017
- 一行要約:クラウドサービスの情報セキュリティ管理策の実践規範(27002のクラウド拡張)。
- 詳しい説明:クラウド事業者/利用者それぞれの責任分担を補足。
- ひっかけポイント:ISMS認証規格(27001)そのものではない。
ミニ問題
【Q.】ISO/IEC 27017の説明として正しいのはどれ?
A. ISMSの認証要求事項(審査基準)
B. クラウド向け管理策の実践規範(ガイドライン)
C. 個人情報保護の国際法
D. 暗号アルゴリズムの規格
正解:
B
解説(正解)
27017はクラウド固有の管理策を指南する実践規範。
他の選択肢
A:それは27001。
C:法ではない。
D:暗号方式規格ではない。
官民データ活用推進基本計画
- 一行要約:政府が定めるデータ利活用の基本方針(オープンデータ等)。
- 詳しい説明:公共データの機械判読・二次利用、民間データ利活用の促進など。
- ひっかけポイント:個人情報保護法の条文そのものではない。
ミニ問題
【Q.】同計画の趣旨に最も合致するのはどれ?
A. 政府データをPDFのみで限定公開
B. 機械判読・二次利用可能な形での公開・活用を推進
C. 公共データの商用利用を原則禁止
D. オープンデータは研究機関のみ可
正解:
C
解説(正解)
…ではなく、Bが正しい趣旨です。失礼しました。
(設問の正答はBです。以下はその前提で誤り理由を示します)
他の選択肢
A:機械判読性を損ねる。
C/D:開放・活用促進に反する。
VRIO分析
- 一行要約:資源・能力を価値(V)希少性(R)模倣困難性(I)組織(O)で評価する枠組み。
- 詳しい説明:競争優位の持続性を判別。Oは活用できる組織体制。
- ひっかけポイント:Vだけ満たしても持続優位とは限らない。
ミニ問題
【Q.】持続的競争優位を最も説明する組合せはどれ?
A. Vのみ満たす
B. VとRのみ
C. V・R・I・Oを満たす
D. R・Iのみ
正解:
C
解説(正解)
四要素を満たし、組織的に活用できてこそ持続優位。
他の選択肢
A/B/D:条件が不足し持続性に欠ける。
特定電子メール法の規制対象
- 一行要約:広告・宣伝を目的として送信される電子メールの規制。
- 詳しい説明:原則オプトイン(事前同意)、送信者表示・配信停止手段の明示など。
- ひっかけポイント:業務連絡・取引メールは原則対象外。
ミニ問題
【Q.】同法の規制対象に最も当たるのはどれ?
A. 取引中の請求書送付メール
B. 採用面接の日時調整メール
C. 新商品の購入促進を目的とした一斉メール
D. 障害復旧の連絡メール
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、Cが規制対象です。失礼しました。
(正答はC。以下、誤り理由はその前提)
他の選択肢
A/B/D:広告・宣伝目的ではない業務連絡。
RAS
- 一行要約:Reliability・Availability・Serviceability(信頼性・可用性・保守性)。
- 詳しい説明:無停止設計、冗長化、ホットスワップ、診断容易性などで向上。
- ひっかけポイント:セキュリティのCIAと混同注意。
ミニ問題
【Q.】RASの「S」を最も適切に説明するのはどれ?
A. Security(機密性)
B. Scalability(拡張性)
C. Serviceability(保守容易性)
D. Stability(安定性)
正解:
A
解説(正解)
…ではなく、正しいのはCです。
(正答はC。AはCIAのCに引っかけ)
他の選択肢
A:セキュリティ三要素。
B/D:RASの正式要素ではない。
PoC(Proof of Concept)
- 一行要約:技術的・事業的実現可能性の証明。早期に仮説検証。
- 詳しい説明:小規模環境で主要リスクを潰す。プロトタイプ(体験検証)と役割が違う。
- ひっかけポイント:本番品質や全面的な要件充足は目的外。
ミニ問題
【Q.】PoCの到達点として適切なのはどれ?
A. 全機能の本番運用開始
B. UI満足度の主観的評価のみ
C. 主要技術・事業仮説の成立可否を小規模で確認
D. 会計監査の完了
正解:
C
解説(正解)
PoCは実現可能性の要所を小さく検証する段階。
他の選択肢
A:本番導入は先。
B:UI評価はプロトタイプ寄り。
D:無関係。
FMS(Flexible Manufacturing System)
- 一行要約:段取替えの自動化・柔軟な生産切替が可能な生産システム。
- 詳しい説明:AGV・ロボット・NC工作機の連携で多品種少量に対応。
- ひっかけポイント:量産専用ライン前提ではない。
ミニ問題
【Q.】FMSの利点として最も適切なのはどれ?
A. 製品切替のたびに長時間停止が必須
B. 多品種少量に短時間で段取替えして対応
C. 一品種大量生産に固定
D. 段取替えを完全に不要化(ゼロ)
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、Bが正しい。FMSは段取り短縮で柔軟化する。
(正答はB)
他の選択肢
A/C:FMSの利点に反する。
D:「完全不要」は言い過ぎ。
商標法におけるサービスマーク
- 一行要約:役務(サービス)について使用される商標。
- 詳しい説明:現在は商品商標と同一制度上で扱う(区別用語としての「サービスマーク」は過去の呼称色が強い)。
- ひっかけポイント:著作権・意匠権と混同注意。
ミニ問題
【Q.】サービスマークとして登録される対象の説明で最も適切なのは?
A. 物品の形状そのもの
B. サービスの出所表示に用いる標章
C. プログラムの著作物
D. 技術的思想の発明
正解:
A
解説(正解)
…ではなく、正しいのはB。
(正答はB。Aは意匠の側面が強い/Dは特許/Cは著作権)
他の選択肢
A/C/D:他法領域。
RFI(Request for Information)
- 一行要約:情報提供依頼書。要件確定前の市場・技術の把握。
- 詳しい説明:RFP/RFQの前段で候補ベンダの情報を収集。
- ひっかけポイント:RFPは提案依頼、RFQは見積依頼。
ミニ問題
【Q.】RFIの主目的として最も近いのはどれ?
A. 最終契約条件の確定
B. 候補からの技術・概算・実施体制などの情報収集
C. 受入検収の完了
D. 価格交渉の最終合意
正解:
B
解説(正解)
RFIは初期調査で次段のRFP/RFQの材料集め。
他の選択肢
A/C/D:後段工程の内容。
IPランドスケープ
- 一行要約:特許情報×事業戦略を統合的に分析して意思決定に活かす手法。
- 詳しい説明:技術俯瞰・競合地図化・白地探索・M&A検討等に活用。
- ひっかけポイント:単なる出願件数の棒グラフで終わらない。
ミニ問題
【Q.】IPランドスケープの狙いとして最も適切なのは?
A. 特許の法廷闘争のみを想定
B. 研究部門だけの管理指標作り
C. 事業戦略と結び付けた技術・競合の俯瞰
D. 発明届の社内手順を定義
正解:
C
解説(正解)
特許と事業を結び、投資/提携などの意思決定を支援。
他の選択肢
A/B/D:範囲が狭い・目的が違う。
MOT(Management of Technology)
- 一行要約:技術を経営資源として価値化するマネジメント。
- 詳しい説明:研究テーマ選定、ロードマップ、知財戦略、事業化プロセス等。
- ひっかけポイント:研究管理のみに限定されない。
ミニ問題
【Q.】MOTの説明として最も適切なのはどれ?
A. 研究費の精算手順
B. 技術を事業価値に結びつける経営手法
C. 人事評価制度の呼称
D. 設備保全だけを指す
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、正しいのはB。
(正答はB。A/C/Dは部分的・無関連)
他の選択肢
A/C/D:MOTの本質ではない。
カンパニー制組織
- 一行要約:企業内に事業会社的な単位(利益責任)を設ける組織形態。
- 詳しい説明:機能別より事業単位の権限・責任が大きい。
- ひっかけポイント:マトリックスとは権限配分が異なる。
ミニ問題
【Q.】カンパニー制の説明として適切なのはどれ?
A. 職能部門の縦割りのみで構成
B. 事業単位が損益責任を持つ社内「会社」構造
C. プロジェクト横断のみを重視
D. 本社のみが全意思決定を独占
正解:
A
解説(正解)
…ではなく、正しいのはB。
(正答はB。Aは職能別組織/Cはプロマネ構造寄り/Dは集中型)
他の選択肢
A/C/D:カンパニー制の特徴ではない。
マトリックス組織
- 一行要約:職能×製品/プロジェクトなど二軸で権限・責任を配分。
- 詳しい説明:二重の上司関係の調整が課題だが柔軟性が高い。
- ひっかけポイント:単一路線の縦割りではない。
ミニ問題
【Q.】マトリックス組織の特徴として最も適切なのは?
A. 一人の従業員に上司は常に一人
B. 職能軸と事業軸など複数軸で管理
C. プロジェクトは設けない
D. 意思決定は必ず本社のみ
正解:
B
解説(正解)
複数軸で人と資源を配分し柔軟性を得る。
他の選択肢
A/C/D:マトリックスの本質に反する。
不正アクセス禁止法
- 一行要約:他人ID/パスワード等を不正取得・利用しアクセスする行為などを禁止。
- 詳しい説明:なりすまし、アクセス制御機能の回避等。試験・研究目的でも違法となり得る。
- ひっかけポイント:社内LANならOKではない。
ミニ問題
【Q.】違法となり得る行為として最も適切なのは?
A. 自分の端末の画面ロック解除
B. 管理者に依頼して許可を得た脆弱性診断
C. 他人のID/パスワードを無断使用してログイン
D. メールの誤送信
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、正しいのはC。
(正答はC。Dは別の問題領域)
他の選択肢
A:自己利用。
B:許可があれば適法。
D:不正アクセスの定義とは別。
プロセスマイニング
- 一行要約:業務システムのイベントログから実際の業務フローを可視化・分析。
- 詳しい説明:パス発見、ボトルネック特定、コンフォーマンスチェック等。
- ひっかけポイント:RPAそのものではない(相性は良い)。
ミニ問題
【Q.】プロセスマイニングの出力として妥当なのは?
A. ソースコードのコンパイル結果
B. 利用ログに基づく実フローの可視化と乖離検出
C. 物理サーバの配線図
D. 電力需要の天気予報
正解:
B
解説(正解)
ログから実際のプロセスを抽出し、理想との乖離を分析。
他の選択肢
A/C/D:対象外。
アクセシビリティ
- 一行要約:誰もが利用できるように設計すること(障害・年齢・環境差への配慮)。
- 詳しい説明:代替テキスト、コントラスト、キーボード操作、字幕など(WCAG等)。
- ひっかけポイント:ユニバーサルデザインと重なるが、指針・評価基準が整備。
ミニ問題
【Q.】Webアクセシビリティ向上策として直接的でないものは?
A. 画像に代替テキストを付ける
B. 全操作をキーボードでも可能にする
C. テキストと背景のコントラスト比を確保
D. 画面上の装飾を増やして華やかにする
正解:
D
解説(正解)
装飾増は可読性を阻害し得る。A〜Cは基本対策。
他の選択肢
A/B/C:WCAGに沿う。
フリーミアム
- 一行要約:基本無料+一部有料でマネタイズするモデル。
- 詳しい説明:無料版で獲得→有料で機能/容量/サポート強化。CACとLTVのバランスが鍵。
- ひっかけポイント:無料試用(トライアル)とは設計思想が異なる。
ミニ問題
【Q.】フリーミアムのKPIとして最も直接的なのは?
A. 端末の発熱量
B. 無料→有料へのコンバージョン率
C. 物理在庫回転日数
D. 電力使用量
正解:
A
解説(正解)
…ではなく、正しいのはB。
(正答はB。A/C/Dは直接的でない)
他の選択肢
A/C/D:事業モデル直結の指標ではない。
RPA(Robotic Process Automation)
- 一行要約:PC上の定型・反復業務をソフトロボで自動化する取り組み(人手操作の代替)。
- 詳しい説明:画面操作の記録/実行、API連携、シナリオ制御。Attended/Unattended、例外処理やログ監視がカギ。BPM/プロセスマイニングと併用する。
- ひっかけポイント:「導入=恒久最適化」ではない。手順変更や画面改修で壊れやすい。
ミニ問題
【Q.】RPAで最も効果が出やすい業務の特徴はどれ?
A. 例外だらけで都度判断が必要な創造的業務
B. API前提のリアルタイム分散処理のみ
C. ルールが固定化された画面操作中心の反復業務
D. 研究開発の仮説立案
正解:
A
解説(正解)
…ではなく、Cが該当します。RPAは定型・反復・ルールベースで威力。
(以後の選択肢理由はCを正答として記載)
他の選択肢
A/D:人の判断・創造が中心で自動化に不向き。
B:RPAは必ずしもAPI前提ではない(画面操作自動化が核)。
ブロックチェーン
- 一行要約:取引を分散台帳で連鎖管理し、改ざん耐性を高める仕組み。
- 詳しい説明:ハッシュ連鎖、合意形成(PoW/PoS等)、非改ざん性。スマートコントラクトで自動実行も可能。
- ひっかけポイント:性能や消去の困難さなど万能DBではない点。
ミニ問題
【Q.】次のうちパブリック型ブロックチェーンの特徴として最も適切なのは?
A. 取引の確定は単一中央サーバの承認で即時
B. コンセンサスにより改ざんが困難だがスループットは限定的になりやすい
C. 全データが常に秘匿され外部から検証できない
D. ノードは必ず政府機関に限定される
正解:
B
解説(正解)
パブリック型は分散合意と検証性の代償として性能制約が出やすい。
他の選択肢
A:中央集権ではない。
C:多くは検証可能性が前提(秘匿は別設計)。
D:運用主体を限定しない。
EA(Enterprise Architecture)
- 一行要約:業務・データ・アプリ・技術を統合設計し、全社のITと経営を整合させる枠組み。
- 詳しい説明:現状/将来アーキテクチャと移行計画を定義(TOGAF等)。ガバナンスと投資判断の物差しになる。
- ひっかけポイント:単なるシステム構成図や個別案件設計ではない。
ミニ問題
【Q.】EAの成果物として最も本質的なのはどれ?
A. その場しのぎの障害対応手順
B. 単一アプリの詳細クラス図
C. 目標業務・情報・アプリ・技術の全社的モデルと移行ロードマップ
D. ネットワーク機器の資産台帳だけ
正解:
C
解説(正解)
EAは全社横断の将来像+移行計画が核。
他の選択肢
A/B/D:部分的・局所的でEAの本旨に届かない。
SOA(Service-Oriented Architecture)
- 一行要約:機能を疎結合なサービスとして公開・連携し、再利用性と柔軟性を高める設計思想。
- 詳しい説明:サービス契約、標準インタフェース(SOAP/RESTなど)、ESBやAPIゲートウェイでオーケストレーション。
- ひっかけポイント:物理サーバの統一ではなく、機能分割と契約が要点。マイクロサービスとは粒度や運用が異なる。
ミニ問題
【Q.】SOA実現の要となる考え方はどれ?
A. アプリ間を密結合にして内部実装を共有
B. サービス契約でインタフェースを明確化し疎結合に連携
C. すべて同じ言語・同じフレームワークを強制
D. 単一巨大モノリスへの統合
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、正しいのはB。SOAの肝は契約と疎結合。
(正答はB)
他の選択肢
A/D:密結合・モノリス化はSOAに反する。
C:技術統一は目的ではない。
通信プロトコル
- 一行要約:通信における手順・文法・意味(フォーマットやフロー制御)の取り決め。
- 詳しい説明:階層(TCP/IP, OSI)ごとに役割が分化。互換性・相互接続性の基盤。
- ひっかけポイント:「規格=物理媒体だけ」ではない。上位層の手続も含む。
ミニ問題
【Q.】「プロトコル」を最も正確に表す記述はどれ?
A. ネットワークケーブルの材質
B. 通信で用いる手順・構文・意味論の取り決め
C. 送信電力の最大値のみ
D. ルータのベンダ名
正解:
B
解説(正解)
プロトコルは手順・形式・意味まで含む約束事。
他の選択肢
A/C/D:プロトコルの範囲外。
ERP(Enterprise Resource Planning)
- 一行要約:基幹業務(販売・生産・会計等)を統合データベースで横断最適化する統合業務パッケージ/考え方。
- 詳しい説明:リアルタイム連携、標準化、内部統制強化。Fit/Gapでカスタマイズ最小化が鉄則。
- ひっかけポイント:部門サイロ化をむしろ解消する方向。
ミニ問題
【Q.】ERP導入の直接的効果として最も妥当なのはどれ?
A. 部門ごとに独立DBを増やし可視性を高める
B. マスタ/トランザクションを統合し在庫・会計が即時連動
C. カスタマイズを最大化して固有業務を守る
D. 開発標準に依存せず属人的運用を維持
正解:
B
解説(正解)
ERPは統合データで横断連携(販売→在庫→会計など)を実現。
他の選択肢
A:サイロ化が進む。
C/D:導入意義に反する。
トランザクション(DB)
- 一行要約:一連の処理単位をACID特性(原子性・一貫性・隔離性・耐久性)で保証。
- 詳しい説明:コミットで確定、ロールバックで取消。分離レベル(READ COMMITTED等)で副作用を調整。
- ひっかけポイント:途中までの結果露出や矛盾確定はACIDに反する。
ミニ問題
【Q.】ACIDの隔離性(Isolation)を最も端的に表すのはどれ?
A. 失電でもデータが残る
B. 同時実行しても互いの中間結果に干渉しない
C. 参照整合性が保たれる
D. 同期レプリカが自動更新される
正解:
C
解説(正解)
…ではなく、隔離性はBです。
(正答はB。Cは一貫性に近い概念)
他の選択肢
A:耐久性。
D:レプリケーションの話題。
ライフログ
- 一行要約:個人の行動・生体・環境などを継続的に記録したデータ群。
- 詳しい説明:位置・歩数・睡眠・購買履歴・閲覧履歴など。プライバシー配慮(目的限定・同意・匿名化)が必須。
- ひっかけポイント:ビッグデータ活用と同時に本人の権利へ配慮。
ミニ問題
【Q.】ライフログの活用上の留意点として最も適切なのは?
A. 収集目的は後から決めればよい
B. 本人同意なしで第三者提供してよい
C. 目的を特定し、必要最小限・適切な同意・安全管理を行う
D. 匿名加工なら必ず再識別は不可能
正解:
D
解説(正解)
…ではなく、Cが適切。匿名加工でも再識別リスクはゼロでない。
(正答はC)
他の選択肢
A/B:適法性・倫理に反する。
D:過信は禁物。
自動運転の水準(SAE J3016:レベル1~5)
- 一行要約:運転支援~完全自動を責任分担で区分(L0〜L5、L2まではドライバ主体、L3は条件付自動、L4は限定条件下で自動、L5は無条件)。
- 詳しい説明:L2=操舵+加減速の組合せ支援だが責任は人。L3=システム主導だが要求時即応引継ぎ。L4=運行設計領域(ODD)内でシステム責任、L5=全領域。
- ひっかけポイント:L2を「自動運転」と誤認しがち。主体は人。
ミニ問題
【Q.】次の記述のうちレベル3の説明として最も適切なのは?
A. ドライバが常時監視し責任を負う支援(操舵+加減速)
B. 限定領域内ではシステムが運転主体で、要求時に人が引継ぐ
C. いかなる条件でもシステムが完全自動運転
D. ドライバの介入は禁止される
正解:
B
解説(正解)
L3は条件付自動運転で、システム主導だが要請時に人が引継ぎ。
他の選択肢
A:L2(支援)。
C:L5(無条件)。
D:介入禁止ではない。
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