マウスやキーボード、モニター、プリンター…。
私たちがコンピュータとやりとりするために欠かせないのが入出力デバイスです。
これらの機器は入出力インタフェースを通じてコンピュータとつながり、
デバイスドライバやプラグアンドプレイといった仕組みで動きます。
この記事では、代表的な接続規格から制御のしくみまでを、ゆるっと解説します!
入出力インタフェース
コンピュータと周辺機器をつなぐための物理的・無線の接続方式。
▶ USB(Universal Serial Bus)
- Type-A:もっとも一般的な長方形の端子
- Type-B:プリンターなどで使われる四角形の端子
- Type-C:上下逆さまでも差せる小型端子。充電や映像出力にも対応

▶ HDMI(High-Definition Multimedia Interface)
- 映像と音声を1本のケーブルで送信できる
- モニター、テレビ、プロジェクターなどで利用
▶ DisplayPort
- PC向け映像出力規格。高解像度・高リフレッシュレートに対応
▶ Bluetooth®
- 無線通信でマウス、キーボード、イヤホンなどを接続
- 近距離で低消費電力通信が可能
▶ IrDA(赤外線通信)
- 赤外線でデータを送受信。今はあまり使われない
▶ NFC(Near Field Communication)
- 数cm程度の近距離で通信
- RFIDやFelica(交通系ICカード)もこの仲間
周辺装置を制御するしくみ
▶ デバイスドライバ
- 周辺機器を動かすための**“説明書”のようなソフトウェア**
- OSと周辺機器の橋渡し役
▶ プラグアンドプレイ(PnP)
- 機器を接続すると、自動で認識して使えるようになる仕組み
- 例:USBメモリを差し込むとすぐ使える
よくある質問(FAQ)
- QUSB Type-Cって何が便利なの?
- A
上下の向きを気にせず差せること、充電・データ通信・映像出力まで1本で対応できるのが魅力です。
- QBluetoothとNFCはどう違うの?
- A
Bluetoothは10m程度の距離でデータ通信、NFCは数cmの距離で認証や決済に使われます。
- Qドライバをインストールしないと動かないのはなぜ?
- A
ドライバがないと、OSがその機器の使い方を理解できないからです。
練習問題
Q1. プリンター接続に使われる四角形のUSB端子はどれ?
A. Type-A
B. Type-B
C. Type-C
D. Mini USB
正解:
B
→ Type-Bはプリンターなどの機器側で使われます。
Q2. NFCの特徴として正しいものはどれ?
A. 長距離通信に適している
B. 数cmの距離で通信できる
C. 音声のみを送信できる
D. 有線で接続する必要がある
正解:
B
→ NFCは近距離での通信(認証・決済など)に使われます。
Q3. プラグアンドプレイの説明として正しいものはどれ?
A. データを暗号化して送る方式
B. 機器を接続すると自動で認識して利用できる仕組み
C. 音声と映像を1本のケーブルで送信する規格
D. 機器を安全に取り外すための手順
正解:
B
→ プラグアンドプレイは接続→自動認識→利用可能になる便利な仕組みです。
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