財務指標の基本!収益性・安全性の見方をわかりやすく解説

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ITパスポートゆるっと勉強帳

「この会社って本当に儲かっているの?」
「借金が多すぎない?」

企業の健康状態をチェックするために使うのが財務指標です。
今回は、収益性安全性の2つの指標を中心に、ITパスポート試験に出るポイントを整理します。


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1. 収益性の指標

企業がどれだけ効率よく利益を出しているかを示す指標


代表的な収益性指標

  • 総資産利益率(ROA)
     = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
     → 会社が持つすべての資産をどれくらい効率よく使っているか
  • 自己資本利益率(ROE)
     = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
     → 株主が出したお金をどれくらい効率よく増やせているか
  • 投下資本利益率(ROI)
     = 投資利益 ÷ 投資額 × 100
     → 投資したお金がどれくらい利益を生んだか
  • 売上高総利益率(粗利益率)
     = 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
     → 売上に対してどれくらい粗利が出たか
  • 売上原価率
     = 売上原価 ÷ 売上高 × 100
     → 売上に対して原価がどれくらいか

2. 安全性の指標

企業の支払い能力や財務の健全性を示す指標


代表的な安全性指標

  • 自己資本比率
     = 自己資本 ÷ 総資本 × 100
     → 自己資本が全体のどれくらいを占めるか(高いほど安全)
  • 負債比率
     = 他人資本 ÷ 自己資本 × 100
     → 借金がどれくらいの割合か(低いほど安全)
  • 固定比率
     = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100
     → 自己資本で固定資産をどの程度まかなっているか
  • 流動比率
     = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
     → 短期の支払い能力(100%以上が望ましい)

よくある質問(FAQ)

Q
ROAとROEの違いは?
A

ROAは会社全体の資産効率、ROEは株主のお金の効率です。

Q
流動比率は高いほど良いの?
A

はい。100%以上なら短期的な支払い能力があると判断できます。

Q
ROIは投資判断でしか使わないの?
A

主に投資判断ですが、広告費用や設備投資の効果測定にも使います。

練習問題(3問)

【Q1. 自己資本比率の計算式は?】
A. 自己資本 ÷ 総資本 × 100
B. 総資産 ÷ 自己資本 × 100
C. 自己資本 ÷ 総資産 × 100
D. 固定資産 ÷ 自己資本 × 100

正解:

A


【Q2. 売上高に対する粗利益の割合を示す指標は?】
A. ROA
B. ROE
C. ROI
D. 売上高総利益率

正解:

D


【Q3. 流動資産÷流動負債で求める指標は?】
A. 負債比率
B. 流動比率
C. 固定比率
D. 自己資本比率

正解:

B

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