新型コロナウイルスのパンデミックにより普及したテレワーク。しかしながら、日本政策投資銀行が8月3日に発表した2023年度の設備投資計画調査によれば、新型コロナの第5波の移行に伴い、大企業がテレワークを止めて「全員出社」への転換を望んでいることが明らかになった。
新型コロナ以後の労働環境:日本企業の32%が完全出社を望む一方で、採用面ではリモートワークの重要性も
「理想的な出社率」について問うたところ、32%の大企業が全員が出勤する「100%」を選びました。これは前年度の24%から大幅に増加しています。「90%」は15%(前年度11%)、そして「80%」は20%(同18%)と、それぞれ前年度より上昇しています。
それに対し、「70%」から「10%」までの範囲は、全て前年度より低下しています。全員がリモートで働く「0%」は、2022年度も1%しか選ばれなかったが、2023年度はついになくなりました。
しかし、「人材の獲得に向けた施策」(複数回答可)について問うたところ、14%が「テレワークの拡大」を選択しました。これは、全員出勤を望む「本心」を抑え、優秀な人材を獲得するためには柔軟な働き方ができる企業であることを強調したいという意図がうかがえます。
アメリカの大規模IT企業でも、新型コロナウイルスのパンデミックにより増加したテレワークを制限し、一定の出勤を要求する動きが見られます。一度は定着したかと思われた働き方改革のハードルは、まだ高いようです。
ChatGPTさんに聞いてみた
完全出社を望む企業が増えてきているとの事ですが、ChatGPTさん的には、この動きをどう捉えていますか?
この現象を分析する上で考慮すべき要素を提供できます。
- 生産性: 一部の企業は、従業員がオフィスに出勤した方が生産性が高いと感じているかもしれません。対面でのコミュニケーションは、特に複雑なプロジェクトや創造的な仕事で重要な役割を果たすことがあります。また、従業員が自宅で働くと、仕事とプライベートのバランスを保つことが難しくなることもあります。
- 企業文化: 企業文化の維持もまた、全員出勤を望む理由として挙げられます。一部の企業では、出勤することがチームビルディングや組織の一体感を高める重要な要素とされています。
- 社員の健康と安全: 新型コロナウイルスの状況が改善した場合、企業は従業員の健康と安全を確保しながら、事業を通常通りに運営することが可能になるでしょう。
- リモートワークの問題: リモートワークは新たな働き方の機会を提供していますが、一部の従業員にとっては困難な面もあります。例えば、家庭環境、適切な仕事スペースの不足、孤立感、オンラインでのコミュニケーションの困難さなどが挙げられます。
それでも、リモートワークは一部の労働者にとっては重要な選択肢であり、時間の柔軟性や通勤時間の削減などの利点を享受しています。これらの要素を踏まえ、各企業は自社のニーズと従業員のニーズを最もよく満たす働き方を見つけることが重要です。
ネットの反応は?
私の業種はインターネットさえ接続出来たら世界のどこからでもできる仕事ですが今年になってから出社必要率がどんどん上がってきて今年度の終わりにはリモートがなくなるかもとドキドキしています。正直集中力が必要な業務なので静かな家の方が集中できて効率もいいんですがね。。それに通勤時間がもったいないし何パーセントでもいいからリモート継続してほしいです。
優秀な人材確保のためにはリモートスタンダードを導入せざるを得ないし、リモートでも成果を出せる
しかし大半の社員はそこまで優秀ではないから出社して密にコミュニケーションを取らないと仕事にならない
また仕事のやり方が下手だから現場にいないと効率良く仕事をこなせない
とはいえ現場に来ないと仕事にならないような業務内容はいずれAIとロボットに切り替わるだろうね
ウチは週2出社のハイブリッドですが、ものすごく助かってます。 通勤には1時間くらいかかるので、往復で2時間。兼業主婦なので、その2時間とても大きいですね。
確かに完全テレワークは社内のコミニケーションもあるし、出社しないと出来ない事もあるので、完全テレワークは難しいですが、 テレワークの時は、仕事終わり後すぐに家事に取り掛かれるので、ものすごく助かってます。
ある程度柔軟に働き方が選べたらいいですね。
編集後記
リモートができる人、できない人。リモートが良い人、嫌な人。
多様性を受け入れて杓子定規に全員出社にしますとかは止めて欲しいですね。
まぁ、大企業のように人数が多いと一人一人管理するのが面倒なんですかね。
だとしたら、従業員を甘くみてますよね。
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