現金出納帳と当座預金出納帳って?初心者でもわかる記帳の基本

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簿記3級ゆるっと勉強帳

簿記では、日々のお金の出入りをきちんと記録することがとても大切です。そのために使うのが「記帳」と呼ばれる作業です。今回は、現金出納帳と当座預金出納帳という2つの代表的な帳簿について、やさしく解説します。

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1. 現金出納帳とは?

現金出納帳は、現金の出入りを記録する帳簿です。
たとえば、お金を支払ったり、受け取ったりしたときに記録します。

日付摘要入金出金残高
4/1元入れ100,000100,000
4/5備品購入20,00080,000

💡 ポイント: 現金の増減がすぐにわかるようになっており、帳簿残高と実際の現金が合っているかの確認にも使えます。


2. 当座預金出納帳とは?

当座預金出納帳は、当座預金口座の出入りを記録する帳簿です。
当座預金とは、主に小切手や振込などで使われる銀行口座のことです。

日付摘要入金出金残高
4/1当座預金開設200,000200,000
4/7小切手支払50,000150,000

💡 ポイント: 現金とは違い、銀行取引の管理が必要になるため、ミスがないように記録します。

【よくある質問(FAQ)】

Q
現金出納帳と仕訳帳の違いは?
A

現金出納帳は「現金の動きだけをまとめた帳簿」で、仕訳帳は「すべての取引を日付順に記録する帳簿」です。

Q
出納帳に記録するタイミングはいつ?
A

原則として、現金や当座預金の出入りがあった都度、すぐに記録します。

Q
出納帳と元帳の違いは?
A

出納帳はお金の動きを記録する帳簿で、元帳はすべての勘定科目ごとにまとめた帳簿です。

Q
出納帳は試験に出るの?
A

出題されることがあります。特に現金出納帳は取引の流れを問う問題で出ることがあるので、仕組みを理解しておきましょう。

練習問題(3問)

Q1. 現金出納帳に記録される取引として適切なものはどれ?
A. 備品の購入を掛けで行った
B. 当座預金からの引き出し
C. 売上代金を現金で受け取った
D. 売掛金を回収したが振込で受け取った

正解:

C
→ 現金出納帳は「現金」に関する出入りのみを記録する帳簿です。現金での受け取りが対象になります。


Q2. 当座預金出納帳に記録されるのはどのような取引?
A. 現金で給料を支払った
B. 小切手で備品を購入した
C. 商品を掛けで仕入れた
D. 売掛金を現金で回収した

正解:

B
→ 小切手での支払いや銀行振込など、「当座預金」に関係する取引は当座預金出納帳に記録されます。


Q3. 次の取引で現金出納帳の「出金」に記録されるのは?
A. 仕入代金を掛けで支払った
B. 電気代を振込で支払った
C. 事務用品を現金で購入した
D. 他社へ商品を売上げた

正解:

C
→ 現金で支払った取引は、現金出納帳の「出金欄」に記録されます。


帳簿記入例

▼ 現金出納帳の例(簡略)

日付摘要入金出金残高
4/1元入れ100,000100,000
4/5備品購入15,00085,000
4/8売上受取20,000105,000
4/10旅費交通費5,000100,000

▼ 当座預金出納帳の例(簡略)

日付摘要入金出金残高
4/1当座預金開設200,000200,000
4/3小切手支払30,000170,000
4/7売掛金回収(振込)50,000220,000
4/10家賃支払(振込)60,000160,000

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