「どこまでやるの?」「いつまでに終わるの?」
この2つを明確にしないと、プロジェクトは迷走します。
今回は、スコープ(範囲)マネジメントとタイム(時間)マネジメントの基本を紹介します。
スコープマネジメントとは?
▶ プロジェクトで「やること・やらないこと」を明確に管理する領域です。

WBS(Work Breakdown Structure)とは?
- プロジェクトの作業を「階層的に細かく分解」した図
- 大きな仕事を小さなタスクに分けて整理
- 誰が何をやるかが明確に!
📌図解:WBSのイメージ

タイムマネジメントとは?
▶ プロジェクトを「いつまでに終えるか」を計画・管理する領域です。
アローダイヤグラム(PERT図)とは?
- タスクを矢印(→)で表し、流れと順序を見える化する図
- 各作業にかかる時間を記載し、全体の所要時間を把握
クリティカルパスとは?
- PERT図で「最も時間がかかる一連の作業経路」
- 遅れると全体が遅延するため、特に注意が必要!
ガントチャートとは?
- 横軸に「時間」、縦軸に「作業」
- どの作業をいつやるかがひと目でわかるスケジュール表
- 実際の進捗との比較もできる!
📌図解:アローダイヤグラム・ガントチャート

FAQ(よくある質問)
- QWBSってどんなときに使うの?
- A
「誰が・何を・どの順番でやるか」を明確にしたいときに便利です!
- QガントチャートとPERT図はどう違うの?
- A
- PERT図:タスクの流れや依存関係を可視化
- ガントチャート:タスクのスケジュール管理に強い
- Qクリティカルパスって怖いやつ?
- A
怖くはないけど、絶対に遅らせてはいけない工程のセットです!
練習問題①
WBS(Work Breakdown Structure)の目的として最も適切なものはどれか?
A. 開発に必要なプログラムの構文を整理するための図
B. 作業全体を分割し、誰が何をするかを明確にするための図
C. 利用者と開発者が機能を共有するための仕様書
D. 設計図に色分けをして見やすくするための管理表
正解:
B
→WBSは「やるべき作業を分割し、担当と順序を整理するための構造図」です。
練習問題②
次のうち、アローダイヤグラム(PERT図)を使う主な目的として最も適切なものはどれか?
A. 進捗率を色で可視化するため
B. 各作業のコストを比較するため
C. 作業の順序関係や所要時間を整理し、スケジュールを把握するため
D. チームメンバーの役職と担当範囲を図にするため
正解:
C
→アローダイヤグラムは、作業の流れや依存関係、所要時間を可視化する図です。
練習問題③
ガントチャートの特徴として最も適切なものはどれか?
A. ソースコードを自動生成できる
B. 各作業のリスクと優先度を色で表現する
C. タスクごとのスケジュールと進捗を横棒グラフで管理できる
D. システム設計書の差分を管理するための図表である
正解:
C
→ガントチャートは、時間軸と作業を組み合わせたスケジュール管理の基本ツールです。
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