今年も残りわずか9日となりました。年末年始の予定といえば、多くの人が挙げるのが「実家への帰省」。楽しみにしている方がいる一方で、「少し気が重い」という意見も…。こうした感情は、最近SNSで「帰省ブルー」として表現されています。
最大9連休で“帰省ブルー” あなたの悩みは?
子持ち既婚女性に聞くと…
【年末年始の帰省どうする?】
- 帰省する予定なし:29.7%
- 実家、義実家ともに日帰り:16.4%
- 実家のみ宿泊:14.8%
- 義実家のみ日帰り:12.5%
(ベビーカレンダー調べ 20~59歳子持ち既婚女性128人)
義理の実家に関してさらに聞くと…
【義実家への帰省 みんなの声は】
- とても楽しみ:10.5%
- どちらかというと楽しみ:30.3%
- どちらでもない:21.0%
- どちらかというと気が重い:22.4%
- とても気が重い:15.8%
(ベビーカレンダー調べ 20~59歳子持ち既婚女性76人)
「とても楽しみ」と「どちらかというと楽しみ」を合わせると全体の4割以上を占めました。一方、「とても気が重い」と「どちらかというと気が重い」を合わせた“帰省ブルー”は、38.2%という結果になりました。
なぜ「義実家に帰るのがブルー」?
「義実家に帰るのがブルー」という人にはどのような意見があるのでしょうか。
- 「料理をどこまで手伝うべきか迷う」
- 「義母は料理が苦手なのに外食を嫌うので気を遣う」
- 「『3人目の子どもはまだか』と何回も聞かれる」
神戸学院大学の鈴木洋仁准教授は、以下のように提案しています。
セパレート規制
夫婦がそれぞれ自分の実家に帰省
ホテル帰省
実家での滞在時間が減る 感染症対策にも
“逆”帰省
実家家族が子どもの元へ移動
帰省ラッシュにも巻き込まれない
既婚者だけじゃない!独身者も“帰省ブルー”に
結婚していない人は、帰省をどう考えているのでしょうか。
帰省時に恋愛や結婚の話題を経験したことがある独身者は72.1%にのぼり、そのうち約半数が「婚活や恋活へのプレッシャーを感じる」と答えています。(ペアーズ提供、20~39歳の男女4047人対象)
どんな言葉がプレッシャーになるのか…
- 1位:「恋人はいないのか」
- 2位:「孫の顔が見たい」
- 3位:「〇〇さんは結婚したらしい」
- 4位:親戚の集まりで結婚などの話を振られる
- 5位:今の自分の状況を否定される
(ペアーズ提供 20~39歳・男女4047人)
専門家の反応は?
独身者が帰省した際に、親または兄弟親戚から「まだ結婚しないのか」の圧は、当然昔の方が激しかったわけですが、まだ地域によるお見合いによる結婚お膳立てシステムが機能していた時代は、「まだ結婚しないのか」は単なる枕詞で、続いて「この人とお見合いしてみろ」と見合いの段取りが設定されていることも多かったようです。勿論、強制ではないですが、皆婚を実現させたのはそうしたお節介があったことも否定できません。今は、そもそも地域での見合いのネットワークは機能していませんのでそんなことはとてもできなくなりましたが。
但し、そうしたことを言われるのも30代まで。40歳を過ぎると親も諦めるのか、気を使うのか、そうした話題は出なくなります。親自身の年齢も70代にさしかかり、帰省時の話題も葬式やお墓の事、相続の話などに自然とシフトしていく傾向があります。 結婚の話が出なくなればなったで それも寂しいものかもしれません。
ネットの反応は?
今年結婚した長男夫婦は、お正月はおのおのの自分の実家に帰るって連絡きました。ホッとしている自分がいる。お嫁さん来たら、部屋を念入りに片付けたり料理したりして、気持ち的にものんびり出来ない正月になるのが目に見える。その代わりじゃないけど、年末に両家で居酒屋さんに集まって、忘年会します。とても気が楽で、楽しめそうな年末年始になりそうです。
親の立場からすると、帰省の連絡や計画が気になるのは自然なことですが、子どもたちにも、それぞれのライフスタイルがあり、過度な期待やプレッシャーをかけることは逆効果になることもあります。
無理に一度に全員が集まることにこだわらず、個々に心地よい距離感で過ごすことが、家族全体の幸福にもつながると思います。
人それぞれでしょうが、私の父は盆正月に母の実家に喜んで行ってました。たぶん酒が飲めるからでしょう。多勢で酒を飲むのが好きな人でした。昭和はそれが当たり前でした。子供の頃は私は大人が酒を飲んでワイワイ言ってのが嫌でした。私は酒が弱く酒宴が今も嫌いです。女性は酒、料理の準備後片付けが大変でしたね。母は実家に帰ってもゆっくりできてなかったと思います。昔はそんなものでした。
編集後記
昔からある事なんだろうけどネット・SNSにより可視化されたんだろうなぁ
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