酷暑の夏でも甲子園でプレーしたいですか? スポーツ報知は今夏の甲子園大会に出場した選手50人に緊急アンケートを実施しました。その結果、84%の選手が猛暑の中でも従来通り甲子園でのプレーを希望していることがわかりました。選手たちの本音に迫る調査結果です。
猛暑の中でのプレー、選手たちの本音は?
今夏ほど暑さ対策が注目された大会はなかった。開幕からの3日間では、初めて朝夕の2部制が導入された。また、クーリングタイムにおいても、経口補水液を凍らせたアイススラリーの摂取回数を増やすことが推奨されるなど、昨年以上の対策が講じられたが、それでも足をつる選手が相次いだ。
それでも、84%の甲子園球児は
暑くても甲子園で
と答えた。
暑い中で汗水を垂らしてやるのが高校生の青春
晴れた太陽の下でやるからこその甲子園。日中にやりたい
自分たちは暑い甲子園で戦える準備を、冬の間からしてきた
と、聖地に対する強い思いが感じられた。
一方で、
朝かナイターなら
と答えた選手も8%いた。
暑いのは嫌
涼しい時間にやった方がパフォーマンスが上がる
昼間は足をつる選手も出る。正々堂々と戦うために涼しい時間がいい
といった意見も聞かれた。いずれも「甲子園開催を前提」とした上での回答である点が印象的だ。
また、「ドーム派」との意見も8%あった。
できれば甲子園がドームになれば
普通に東京ドームとか、涼しい環境でやってみたい
快適な環境で、ベストコンディションで戦いたい
という声も一定数見受けられ、この意見も無視できない事実だ。
専門家の反応は?
時代が変わっても、球児にとって甲子園が特別な場所なのは間違いないでしょう。ただ地球温暖化により、ここ数年、酷暑の甲子園での負担が、毎年のように議論されるようになりました。一方で、地方大会では、甲子園以上に過酷な環境でプレーしている球児もいます。例えば、都心の人工芝球場である神宮で戦って甲子園に出場した選手の中からは「甲子園?神宮に比べれば全然楽でした。風も通るので涼しかったですよ」という話も。子供たちの本音にさらに耳を傾けると、そこにヒントがあるかもしれません。
ネットの反応は?
甲子園での試合より、甲子園に行くための練習の方がキツいし辛いですからね。 投手と捕手以外は、試合より練習の方がはるかにキツいので。 それに、地方大会がドーム球場であって、甲子園だけが炎天下ならまだしも、地方大会の方が甲子園より酷暑だったりするので、ほとんどの球児は甲子園でプレーしたいと思うはずです。
炎天下でやりたいというよりも「甲子園でやりたい」ということでしょう。
“甲子園が修理で使えないので、涼しい東京ドームと炎天下の地方の汚い球場ならどちらがいい?”となればさすがに前者かと。それだけ甲子園が特別という証です。
地方でも、炎天下で汗かいて泥まみれになった方がいいという学生さんもいるかもしれませんが…何はともあれ昨今は身体を壊すレベルの暑さなのでくれぐれも気をつけてください。
プレイする球児はもちろん、観戦する人のことも考えればさまざまな意見があり、ひとつにできることはないだろう。
クーリングタイムや2部制を設けたり、7回制も提案されたりと、これからも甲子園開催前提での検討がされていくだろう。
50人と少ない母数ではあるが8割以上の球児が甲子園開催を望んでいる。
継続できる策をこれからも検討してほしい。
編集後記
甲子園に出るまでの地方大会の方が辛かったり、対策が立てられたなかったりするから甲子園での試合だけを対策してもって感じはしちゃいますね。
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