裏社会でささやかれる「マイナカードは “宝の山”」

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マイナンバーカードの取り扱いにおいて誤登録、紐付けエラー、または誤った人物の住民票の交付など、様々な問題が次々と明らかになってきています。これに対応するため、岸田文雄首相は関連大臣を緊急招集し、対策本部を設立し、今秋までに全体の調査を行うよう指示していますが、問題の解決に至る見通しはまだ立っていません。

政府のこうした問題が、犯罪活動の温床となる可能性があるのは周知の事実です。犯罪者たちも、この状況につけ込むための隙間がないかと常に狙っています。

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悪党に狙われるマイナンバーカード

ITジャーナリスト・三上洋氏は、マイナンバーカードのセキュリティ自体は

三上洋氏
三上洋氏

日本で最も高い安全性

としたうえで

マイナカードは、さまざまなパスワードをセットで盗まれた場合には万事休す、というシステムになっています。そのセットがあれば、勝手に銀行口座を開設できるし、住民票をはじめとする個人情報は読み取り放題です

と制度上の “落とし穴” を指摘しております。

同じく、日本ハッカー協会の理事で、IT系上場企業のCTOを歴任した石川英治氏も

石川英治氏
石川英治氏

高齢者に『マイナカードにトラブルがあり、交換します』と持ち掛け、暗証番号とカードを詐取する事例が発生しているといいます。カードと暗証番号があれば、自由に住民票や印鑑証明が取れてしまう。それをもとに、勝手に不動産が売られるなんてことが、今後絶対に発生しますよ

と指摘しております。

一方、裏社会にも通じる都内在住の40代男性によると

都内在住<br>40代男性
都内在住
40代男性

マイナカードの偽造なんて簡単ですよ!

8万円あれば、ある “業者” に頼んで、マイナカードの顔写真を変えられますよ。ICチップに入ったデータはコピーできなくても、見た目上、偽造は可能です

と豪語しております。さらに

都内在住<br>40代男性
都内在住
40代男性

マイナ保険証としての利用であれば、当然、街の小さな病院などにも提出します。そうした場所で、カードリーダーを導入しているところは、まだほとんどない。目視で確認したくらいでは、カードが本物かなんて判別がつきませんよ。見た目上は、マイナカードを使って他人に成りすますことができます

ととても怖い事を言っていますが、問題はそれだけではないそう。
特殊詐欺などを行ってきた人たちにとっては、マイナンバーカードは「宝の山」という事です。

都内在住<br>40代男性
都内在住
40代男性

たとえば、運転免許証にも12桁の番号がありますが、その番号は免許の交付を受けた都道府県などと対応しています。同様に、マイナカードの12桁の番号も、出身地や生年月日などの規則性があるはずだ、と私はにらんでいます。  

マイナンバーは、住民基本台帳をもとに作られていますが、それをどのようにいじって作成されているのか、近い将来わかるはずです。番号の規則性を解析すれば、即その人の情報が解読できてしまうかもしれません

と言っています。それはどういうことかというと、マイナンバーカードには、29項目もの個人情報がひも付けられており、健康保険証だけではなく、雇用保険、銀行口座などもひとつのカードから知ることができるからだ。さらに男性は続けて

裏社会では、強盗や詐欺の際に用いられる『闇名簿』があるんです。現在取引されている名簿は、住所や電話番号などが載った詳細なものでも1件100~200円です。でも、マイナカードのデータを入手できたら、1人200~300円以上で取引できますよ。

たとえば、病院で使用されていたハードディスクなどを入手し、削除されたデータを復元する。すると、マイナンバーとともに、それにひも付く情報も手に入る可能性があります。  

そこから納税額がわかれば、年収がわかる。医療関係の情報が多いと、それをまとめて買ってくれる個人や企業はいくらでもいます。  

また、その人の所得や持病などがわかりますから、その人の “ニーズ” に合わせて詐欺ができる。精度がぐんと高まるんです

マイナンバーカードを狙っている悪い人がすぐそこにいるという感じです。

ネットの反応は?

政府は最初はマイナンバーカードを作成しても、持ち歩かないでとアナウンスをしていた。それが、いつの間にかマイナ保険証と一体化になり、今後は運転免許証とも一緒になるという。こうなれば、マイナンバーカードを持ち歩くことが必須になり、最初は想定していなかったトラブルが山ほど現れる。政府による人災だと言わざるを得ない。

まあ、最後にある文面が全てを物語っていると思う。病院だけじゃなく役所や銀行等々、公共にまつわるあらゆる機関が統一化された情報を共有できているから抜け道なんていくらでもある状況を作りあげている。

所詮、他国の真似事をしようと明るい便利な未来の部分のみにスポットライトを当てようと突き進んでいるけど、その裏側に潜むリスクは全く議論されていない。

なんか分からないが未来はデジタルで一元化、他国にならって明るい未来、と狭い自分達の世界に酔いしれているんじゃないのかな。リスクは分散化させる事は鉄則、約款にも書かれてある、情報が漏れても政府は関知せず、ここ知らない人はどう思うのでしょうか。

編集後記

おき編集長
おき編集長

マイナンバーカードに情報を紐づければ紐づけるほど持ち歩きたくなくりますよね。

ただ、持ち歩かないと何も手続きができない社会になってそうで。。

基本、持ち歩かなくても個人認証できるような仕組みってないんですかね?

コメント

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