「CPUはパソコンの“頭脳”です」と聞いたことはありませんか?
でも実際に、CPUの中で何が行われているのかは、なんとなくイメージしづらいかもしれません。
この記事では、CPUの中身や働き、関連する用語(レジスタ、クロック周波数、マルチコア、GPU)を、図解を交えてゆるっと解説していきます!
レジスタ
一言でいうと:CPUの“超近くにあるメモ帳”
- 計算に必要なデータや命令を一時的に保存する超高速な記憶領域
- 主記憶(メモリ)よりも近くて速い!
- 命令の実行や結果の一時保管に使われる
クロック周波数(Hz)
一言でいうと:CPUの“テンポ・速さ”を表す数値
- 単位は「Hz(ヘルツ)」
- 1Hz=1秒間に1回の処理テンポ
- 3GHzなら1秒間に30億回、動作しているイメージ

マルチコアプロセッサ
一言でいうと:CPUの中に“複数の頭脳”がいる!
- 従来は1つだったCPUコア(処理ユニット)を複数搭載
- デュアルコア:2つのコア
クアッドコア:4つのコア
→ 複数の処理を並行して実行できる(マルチタスクに強い)
GPU(Graphics Processing Unit)
一言でいうと:画像や映像に特化した“絵の得意なCPU”
- 映像処理、3Dゲーム、AIなどで活躍
- 最近では、GPUがAIの学習処理にも使われている
よくある質問(FAQ)
- QCPUとGPUの違いは何ですか?
- A
CPUは汎用的な計算処理全般を担当し、GPUは画像や映像などの並列処理が得意な専用プロセッサです。
- Qクロック周波数が高ければ速いってこと?
- A
基本的には「処理速度が速い」といえますが、コア数や設計によって性能は変わるため、一概に「Hzだけ」で判断できません。
- Qマルチコアとマルチプロセッサの違いって?
- A
マルチコア:1つのCPUの中に複数のコア
マルチプロセッサ:複数のCPUを搭載した構成です。
練習問題
Q1. レジスタの特徴として正しいものはどれ?
A. データを長期間保存する
B. 画像を圧縮する
C. 高速にデータを一時保存する
D. 電源を制御する
正解:
C
→ レジスタはCPU内部にある超高速な一時記憶装置です。
Q2. クロック周波数3GHzの意味として正しいものはどれ?
A. 1秒間に3万回の命令を処理
B. 1秒間に3億回の命令を処理
C. 1秒間に30億回の命令を処理
D. 1秒間に3回だけ命令を処理
正解:
C
→ 1GHz=10億回、なので3GHzは30億回です。
Q3. クアッドコアプロセッサの説明として最も適切なものはどれ?
A. 4枚のメモリを搭載したパソコン
B. 1つのCPUに4つのコアを持つ構成
C. 4台のサーバを接続する仕組み
D. 4つのモニターを同時表示する機能
正解:
B
→ クアッド=4つ、コアが4つ入ったCPUを指します。
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