表計算ソフトの便利な機能といえば 関数。
関数を使うと「合計を一瞬で出す」「条件に応じて結果を変える」といったことが簡単にできます。
今回は、ITパスポート試験でもよく出題される代表的な関数を整理し、
どんなときに使うのかを具体的に見ていきましょう。
基本的な集計関数
- SUM(合計):
=SUM(A1:A5)
→ A1~A5の合計を求める - AVERAGE(平均):
=AVERAGE(A1:A5)
- MAX(最大):
=MAX(A1:A5)
- MIN(最小):
=MIN(A1:A5)

条件付き関数
- IF:条件によって結果を分ける
=IF(A1>=60,"合格","不合格")
- COUNT(個数):セルの数を数える(数値セル対象)
数値処理系の関数
- INT(整数部):小数点以下を切り捨て
- ROUND(四捨五入):指定桁で四捨五入
- ROUNDUP(切り上げ)
- ROUNDDOWN(切り捨て)
論理演算子
- AND(論理積):すべての条件が真ならTRUE
- OR(論理和):いずれかの条件が真ならTRUE
- NOT(否定):条件を逆にする
よくある質問(FAQ)
- QSUM関数と「+」を使った計算の違いは?
- A
SUMは範囲指定ができるので、大量データの合計が簡単にできます。
- QIF関数は入れ子にできますか?
- A
はい、可能ですが複雑になりやすいので注意が必要です。
- QROUNDとROUNDDOWNの違いは?
- A
ROUNDは四捨五入、ROUNDDOWNは常に切り捨てです。
練習問題
Q1. 平均を求める関数はどれ?
A. SUM
B. AVERAGE
C. MAX
D. COUNT
正解:
B
→ AVERAGEで平均を求めます。
Q2. =IF(A1>0,"プラス","マイナス")
のように使える関数は?
A. COUNT
B. IF
C. INT
D. AND
正解:
B
→ 条件分岐に使うのがIF関数です。
Q3. 12.7を切り捨てて12にしたいときに使う関数は?
A. ROUND
B. ROUNDUP
C. ROUNDDOWN
D. INT
正解:
D
→ INTを使うと整数部だけ取り出せます。
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