プログラムの中でデータをどう並べて扱うかを決める仕組みが データ構造 です。
代表的なのは「リスト」「キュー」「スタック」。
どれも「データを順番に扱う」点は共通していますが、追加や取り出しのルール が異なります。
今回はITパスポート試験でもよく出題される リスト・キュー・スタック を整理して学びましょう。
リスト(List)
- データを順番に並べて保持する構造。
- 任意の位置に追加・削除ができる。
- 例:買い物リスト、名簿。
キュー(Queue)
- 「先入れ先出し(FIFO: First In, First Out)」の構造。
- 先に入れたデータが先に取り出される。
- 例:列に並んで順番を待つ人。
3. スタック(Stack)
- 「後入れ先出し(LIFO: Last In, First Out)」の構造。
- 最後に入れたデータが最初に取り出される。
- 例:積み重ねた本や皿。

よくある質問(FAQ)
- Qリストとキューの違いは?
- A
リストは任意の場所を自由に操作できるが、キューは先頭から順番に処理されます。
- Qスタックはどんな場面で使われるの?
- A
関数呼び出しや「戻る」操作(Undo機能)に使われます。
- Qキューは現実世界で何に例えられる?
- A
スーパーのレジ待ちやバス待ちの列が典型例です。
練習問題
Q1. 「後から入れたデータを先に取り出す」仕組みはどれ?
A. リスト
B. キュー
C. スタック
D. 配列
正解:
C
→ スタックは後入れ先出しです。
Q2. 「先に入れたデータが先に出る」仕組みはどれ?
A. リスト
B. キュー
C. スタック
D. 木構造
正解:
B
→ キューは先入れ先出しです。
Q3. リストの特徴として正しいものは?
A. データを順番に積み上げる
B. 先頭から順番に処理する
C. 任意の位置に追加・削除できる
D. 必ず最後に追加する
正解:
C
→ リストは自由に追加・削除が可能です。
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