データベースに保存した情報は、ただ置いておくだけでは意味がありません。
必要な情報を取り出したり、修正したり、結合したりする操作が重要です。
ITパスポート試験では、データベースの代表的な操作(選択・射影・挿入・更新・削除・結合) が頻出です。
SQLをイメージしながら整理して学んでいきましょう。
データ操作の種類
- 選択(Selection)
条件に合う行(レコード)を取り出す
例:社員テーブルから「営業部」の人だけ抽出 - 射影(Projection)
特定の列(フィールド)だけ取り出す
例:社員テーブルから「氏名」と「部署」だけ表示 - 挿入(Insert)
新しいレコードを追加
例:新しい社員情報を登録 - 更新(Update)
既存データを修正
例:社員の住所を変更 - 削除(Delete)
レコードを削除
例:退職した社員情報を削除 - 結合(Join)
複数のテーブルをつなげて新しい表を作成
例:社員テーブルと部署テーブルを結合し「氏名+部署名」を表示

よくある質問(FAQ)
- Q選択と射影の違いは?
- A
選択は「行を絞る」、射影は「列を絞る」という違いです。
- Q結合すると何ができるの?
- A
複数テーブルをまとめて、より意味のある情報を作り出せます。
- Q更新と挿入の違いは?
- A
挿入は新しいデータの追加、更新は既存データの修正です。
練習問題
Q1. 社員テーブルから「営業部」の社員だけを取り出す操作はどれ?
A. 射影
B. 選択
C. 更新
D. 結合
正解:
B
→ 条件で行を絞るのは「選択」です。
Q2. 社員テーブルから「氏名」と「部署」だけを表示する操作は?
A. 射影
B. 選択
C. 更新
D. 結合
正解:
A
→ 列を絞るのは「射影」です。
Q3. 社員テーブルと部署テーブルをつなげて「氏名+部署名」を作る操作は?
A. 選択
B. 更新
C. 射影
D. 結合
正解:
D
→ テーブルをつなげる操作は「結合」です。
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