売上帳・買掛金元帳・売掛金元帳を整理!

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簿記3級ゆるっと勉強帳

日々の取引を正しく記録する「記帳」は、簿記の基礎中のキソ。今回は、記帳の中でも「買掛金元帳」「売上帳」「売掛金元帳」について、ゆるっと整理してみましょう。記録のルールや帳簿の使い分けを理解することで、簿記の理解がぐっと深まります。

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1. 買掛金元帳とは?

仕入先ごとに「買掛金の増減」を記録する帳簿です。

  • 仕入が発生したら「買掛金」が増える(右側)
  • 支払ったら「買掛金」が減る(左側)

帳簿には、仕入日、金額、摘要などを記載します。
※仕入先別に記録するのがポイント。


2. 売上帳とは?

商品を売った時の内容をまとめる帳簿です。

  • 通常の売上は黒字で記入
  • 返品や値引きは「赤字」で記入(マイナスを表す)

仕入帳と対になる存在ですが、売上帳では得意先別に整理しません(取引順に記録)。


3. 売掛金元帳とは?

得意先ごとの「売掛金の増減」を記録する帳簿です。

  • 売上が発生 → 売掛金が増える(左側)
  • 入金・回収 → 売掛金が減る(右側)

※「得意先別の残高管理」が目的。どの取引先にいくら未回収かが分かるようになります。


よくある質問(FAQ)

Q
売上帳と売掛金元帳の違いは?
A

売上帳は「売上取引」を記録する帳簿、売掛金元帳は「得意先ごとの未回収金額(売掛金)」を管理する帳簿です。

Q
売上帳に赤字で書くのはなぜ?
A

売上の返品や値引きは「売上のマイナス」を意味するため、目立つように赤字で記入します。

Q
買掛金元帳や売掛金元帳はどのタイミングで記入するの?
A

一般的には、仕訳帳から転記するときに記入します。仕訳が終わった後、各元帳に「仕入先ごと」「得意先ごと」に分けて記録することで、残高管理ができるようになります。

練習問題

Q1. 買掛金元帳に記録するのは次のうちどれ?
A. 売上取引
B. 仕入先ごとの仕入・支払の記録
C. 現金での売上
D. 固定資産の取得

正解:

B
→ 買掛金元帳は、仕入先ごとの「買掛金の増減」を管理する帳簿です。


Q2. 売上帳において返品があった場合の記入方法は?
A. 黒字で記入する
B. 記入しない
C. 赤字で記入する
D. 仕入帳に記入する

正解:

C
→ 売上帳では、返品や値引きは「売上のマイナス」として赤字で記入します。


Q3. 売掛金元帳の目的はどれ?
A. 商品ごとの売上管理
B. 得意先ごとの入出金管理
C. 仕入先の支払記録
D. 固定資産の記録

正解:

B
→ 売掛金元帳は、得意先ごとの売掛金の残高(未回収分)を管理する帳簿です。


帳簿記入例

例:A商店から¥10,000の仕入をした(買掛)→¥10,000を支払った場合

【買掛金元帳(A商店)】

日付摘要借方(支払)貸方(仕入)残高
6/1仕入10,00010,000
6/5現金支払10,0000

例:B商店に¥8,000の売上。¥3,000分が返品された

【売上帳】

日付摘要金額
6/3B商店 売上8,000
6/6B商店 返品△3,000(※赤字)

例:B商店の売掛金管理

【売掛金元帳(B商店)】

日付摘要借方(売上)貸方(入金)残高
6/3売上8,0008,000
6/6返品3,0005,000

まとめ

買掛金元帳・売上帳・売掛金元帳は、すべて記録対象と目的が違う帳簿です。「誰との取引なのか?」「何の内容なのか?」を意識して、正しく使い分けていきましょう!

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