全国の国立大学の教育現場での生成AI活用にルール化を

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「ChatGPT(チャットGPT)」などの人工知能技術が急速に社会に浸透する中で、全国の国立大学を統括する国立大学協会は29日、永田恭介会長(筑波大学長)の名の下、生成AIの大学内での利活用についての公式見解を発表しました。

このコメントで永田恭介会長は、

永田恭介会長
永田恭介会長

一律に禁止することは求めない

と明言しています。
しかし、その一方で、

永田恭介会長
永田恭介会長

リポートや論文作成の際に学生が安易に利用すれば、ねらい通りの教育効果が得られなくなる懸念がある

と示しています。

永田会長は、各大学に対し、

現在の生成AIの信頼性や著作権などの問題を学生に十分に理解させる責任がある

と述べています。さらに、そのような課題に対処するために、各大学が明確な規範やルールを設定し、学生たちが適切にAIを使用できる環境を整備することを強く推奨しています。

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国立大学協会、生成AIの教育現場での適切な利用を呼び掛け

一方で、生成AIに関連する多岐にわたる研究が日々進展していることについて、永田会長は「大学に新しい可能性を開くことが予想される」と展望を示しています。しかし、その同時に、現在の生成AI技術はまだ全てのデータの真偽を確認し、適切に判断する能力を持っていないことについては警戒が必要であるとの立場を崩していません。

そして、特に大学という場においては、誤った情報を生成したり、他人の作品を不適切に利用したりするといった、研究不正が生じる可能性に対しては十分な注意が払われるべきであると強調しています。永田会長は、各大学に対し、学生たちが生成AIを使用する際に、「捏造(ねつぞう)」や「盗用」といった不正行為を避けるための警戒心を持つよう、またそのような意識を育む環境を整備するよう求めています。

ネットの反応は?

大学教員は人工知能の答えにくい設問を用意すればよいだけなので、人工知能に解かせて楽々卒業ということはあまり考えにくい。

むしろ、問題は学生が人工知能の解答を間に受けてしまうことで、学習機会が失われるのみならず、まともに努力していれば単位を取れたであろう学生が単位を落としてしまうということ。

編集後記

おき編集長
おき編集長

正しくAIツールを利用するということを学生の時から理解する事によって社会に出た際にしっかりしたリテラシーを持って利用し、仕事の生産性を上げていける学生が育っていけば良いなぁ。

コメント

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