ITパスポート 弱点つぶし Vol.13|【ミニ問題つき】

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ITパスポート 弱点つぶし Vol.13|【ミニ問題つき】 ITパスポートゆるっと勉強帳
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SLA(Service Level Agreement)

  • 一行要約:提供者と利用者が合意する測定可能なサービス水準(可用性・応答・復旧目標等)の取り決め。
  • 詳しい説明:測定方法・報告頻度・適用範囲・例外・補償/ペナルティ・変更手続きを明記。内部目標のSLO、部門間合意のOLAと区別。

ミニ問題
【Q.】SLAに必須に近い要素はどれ?
A. 測定指標・測定方法・適用範囲・例外・報告/補償の明記
B. 「最善を尽くす」とだけ記された努力宣言
C. 達成可否は提供者の自己申告のみ
D. 技術方式を完全に固定し変更禁止

正解:

A

解説(正解)
SLAは合意+測定+報告+例外/補償まで含む契約。
他の選択肢
B:SLO的な努力表明に留まる。C:検証性がない。D:過度に硬直的。


アローダイアグラム(AOA)

  • 一行要約矢印=作業, ノード=イベントで表すネットワーク図。PERT/CPMで用いる。
  • 詳しい説明:最早/最遅時刻やフロート算出、クリティカルパス特定に使う。AON(プレシデンス法)と対比。

ミニ問題
【Q.】アローダイアグラムに関する記述で正しいのはどれ?
A. ノードに作業を書き、矢印は依存関係のみ示す
B. 矢印が作業、ノードは出来事(イベント)を表す
C. 矢印の長さが物理距離を表す
D. 先行関係は表せない

正解:

B

解説(正解)
AOAは矢印=作業。AはAONの説明。C/Dは誤り。
他の選択肢
A:AON。C:距離ではなく所要時間・関係。D:先行関係を表すのが目的。


システム監査人

  • 一行要約:情報システムの適合性・有効性・効率性独立性と証拠に基づき評価する専門家。
  • 詳しい説明:監査計画→証拠収集→評価→報告。職業的懐疑心・倫理・コンピュータ監査技法が要。

ミニ問題
【Q.】システム監査人の前提として最も適切なのは?
A. 被監査部門長が監査チームを直接指揮する
B. 監査対象システムの運用責任者を兼務する
C. 監査人の独立性と客観性を確保し、証拠に基づき評価する
D. 指摘は必ず罰則と人事処分につなげる

正解:

C

解説(正解)
独立性+証拠が監査の根幹。
他の選択肢
A/B:独立性を損なう。D:監査の目的は改善であり懲罰ではない。


ファシリティマネジメント(IT施設)

  • 一行要約:データセンタ等で電源・空調・床荷重・耐震・セキュリティを統合的に最適化する管理。
  • 詳しい説明:TCO/環境(PUE)/可用性(Tier)/ライフサイクルを考慮して計画・運用。

ミニ問題
【Q.】データセンタのファシリティ計画で直接の論点はどれ?
A. 開発言語のガーベジコレクション方式
B. サーバアプリのMVC分割
C. UPS/発電機冗長、空調系統・ホット/コールドアイル設計、床荷重
D. バージョン管理フロー(Git-Flow)

正解:

D

解説(正解)
…ではなくC。ファシリティは電源・空調・物理設計が核心。
他の選択肢
A/B/D:アプリ/運用プロセス寄りで施設管理の中心ではない。


DevOps

  • 一行要約開発×運用の協調で、継続的デリバリフィードバックを高速化するプラクティス群。
  • 詳しい説明:CI/CD、IaC、監視・計測、変更の小刻み化、カルチャ(共有責任)。

ミニ問題
【Q.】DevOpsの中核に最も近いのはどれ?
A. 本番変更は年1回に集約
B. 文書化を禁止し口頭連絡のみ
C. 共同責任の文化+自動化(CI/CD・IaC)で変更を小さく頻繁に
D. 開発と運用のKPIを切り離し個別最適を追求

正解:

A

解説(正解)
…ではなくC自動化+頻繁な小変更+共有責任が核。
他の選択肢
A:真逆。B:ナレッジ欠落。D:対立を生みやすい。


WBS(Work Breakdown Structure)

  • 一行要約:スコープを成果物志向で階層分解し、見積・責任・スケジュールの土台を作る。
  • 詳しい説明:ワークパッケージまで分解し、抜け漏れを防ぐ。ガントはその後に作成。

ミニ問題
【Q.】WBSの適切な作り方はどれ?
A. タスクを思いついた順に時系列で列挙
B. 成果物基準で階層分解し、完了判定可能な単位に落とす
C. メンバー名の五十音順に作業を割当てる
D. 工数見積りを先に決めてからスコープを当てはめる

正解:

B

解説(正解)
成果物→階層分解が原則。
他の選択肢
A:時系列はWBSの主目的ではない。C/D:手段と目的が逆。


CMMI

  • 一行要約:組織の開発/サービスプロセスを成熟度レベルで評価・改善するモデル。
  • 詳しい説明:レベル1〜5(初期→管理→定義→定量的管理→最適化)。特定の実装を強制せず、プロセス改善を指向。

ミニ問題
【Q.】CMMIの成熟度レベル4を最もよく表すのは?
A. 定義されたプロセスがない
B. プロセスが定義・標準化されている
C. 定量的な測定・管理に基づく運用
D. 継続的改善は不要

正解:

C

解説(正解)
レベル4は定量的管理
他の選択肢
A:レベル1。B:レベル3。D:改善はレベル5でも継続。


ITIL

  • 一行要約:ITサービス運営のベストプラクティス体系(インシデント/問題/変更/構成/リリース等)。
  • 詳しい説明:v4ではサービス価値システムとプラクティス群。規格ではなく実務指針

ミニ問題
【Q.】ITILの性格として最も適切なのは?
A. 法律で義務づけられた規格
B. ベンダ固有製品の取扱説明書
C. ITサービスマネジメントのベストプラクティス集
D. 監査基準

正解:

D

解説(正解)
…ではなくC。ITILは実務ベストプラクティス
他の選択肢
A/D:法規・監査基準ではない。B:特定製品に非依存。


内部統制

  • 一行要約業務の有効性/効率性、財務報告の信頼性、法令遵守を確保する仕組み(COSO等)。
  • 詳しい説明:統制環境・リスク評価・統制活動・情報と伝達・監視の5要素。IT統制を含む。

ミニ問題
【Q.】内部統制の直接の目的として最も妥当なのは?
A. 利潤最大化のみ
B. 従業員満足の向上のみ
C. 競合排除
D. 業務有効性/効率性・財務報告の信頼性・法令遵守の確保

正解:

D

解説(正解)
内部統制の三目的をバランスして達成する。
他の選択肢
A/B/C:内部統制の目的そのものではない。

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