仕事や勉強で欠かせない「表計算ソフト(Excelなど)」。
数字やデータを入力して計算するだけでなく、分析や集計のための便利な機能も備わっています。
今回は、表計算ソフトの基本である セルの扱い方・参照方法・ピボットテーブル を整理して解説します。
セルとセル番地
- セル:表計算ソフトの1マスのこと
- セル番地:列記号+行番号で表す(例:A1, C3)
- セル範囲:複数のセルをまとめて指定(例:A1:C3)

セルの複写(コピー)と参照
- 相対参照:コピーすると参照セルも相対的に変わる
- 例:
=A1+B1
を右にコピー →=B1+C1
- 例:
- 絶対参照:コピーしても参照セルが固定される
$A$1
のように「$」をつける
- 複合参照:列または行だけを固定(例:
$A1
、A$1
)
ピボットテーブル
- 定義:大量のデータを簡単に集計・分析できる機能
- 使い方のイメージ:
- 行に「商品名」
- 列に「月」
- 値に「売上金額」
→ 自動でクロス集計表が作成される
- メリット:データの切り口を変えて、自由に分析できる
よくある質問(FAQ)
- Q相対参照と絶対参照はどう使い分けるの?
- A
多くの場合は相対参照を使い、参照セルを固定したいときに絶対参照を使います。
- Qピボットテーブルは難しい?
- A
慣れるまでは少し複雑ですが、ドラッグ&ドロップで作れるので直感的に使えます。
- Qセル番地の列記号はなぜアルファベット?
- A
世界共通で利用できるように、列はアルファベット、行は数字で表す方式になっています。
練習問題
Q1. セル番地「B3」はどの位置を表す?
A. 列Bの行3のセル
B. 列3の行Bのセル
C. 列Bから列Cまでの範囲
D. 列Aから列Bまでの範囲
正解:
A
→ 列がアルファベット、行が数字です。
Q2. 数式「=$A$1+B1」を右のセルにコピーしたとき、どうなる?
A. =B1+C1
B. =$A$1+C1
C. =$A$1+$B$1
D. =A1+B1
正解:
B
→ $A$1
は固定され、B1は相対参照でC1に変わります。
Q3. ピボットテーブルの特徴として正しいものはどれ?
A. データをグラフに変換する機能
B. データを一つ一つコピーする機能
C. データを自由な切り口で集計・分析できる機能
D. データを自動保存する機能
正解:
C
→ ピボットテーブルは集計・分析が得意です。
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