個人向けレンタルサーバーでおすすめは？選び方のポイント

インターネットが日常生活に欠かせないツールとなる中、個人でもウェブサイトやブログを持つことが一般的になっています。個人ブログから事業用ホームページ、ECサイトまで、その用途は多岐に渡りますが、共通して必要なのが信頼性の高いレンタルサーバーです。

最近では、企業だけでなく個人もオンラインで収益を得ることが可能です。広告収入やアフィリエイトリンクを通じて、個人でも安定した収益源を築くことができます。そのためには、サーバーが不可欠です。

しかし、多くの企業からレンタルサーバーが提供されているため、「どれを選べばいいのか」という疑問が生まれやすいです。この記事では、個人向けに特化したおすすめのレンタルサーバーを厳選して紹介し、選び方のポイントやサイト構築の方法についても詳しく解説します。

レンタルサーバー選びに迷っている方でも、この記事を読むだけで目的に沿った最適なレンタルサーバーを選択し、サイト構築ができるようになります。

PR:初心者のためのブログ始め方講座

個人向けおすすめレンタルサーバーの選び方　5つのポイント

個人向けのレンタルサーバーを選ぶうえでのポイントは5つあります。

1. 費用対効果: 月額料金はもちろん、初期費用や追加機能にかかる費用も考慮して、総合的なコストパフォーマンスが高いサーバーを選びましょう。
2. 性能: 必要なスペック（CPU、RAM、ストレージ容量など）を確認し、自分の用途に合ったサーバーを選びましょう。特に、サイトの読み込み速度に影響するため、この点は重要です。
3. 信頼性と安定性: サーバーのダウンタイムが少なく、高い可用性を持つものを選ぶことが重要です。頻繁にダウンするサーバーは、訪問者にとっても不便です。
4. サポート体制: 何か問題が発生した際に、迅速かつ的確に対応してくれるサポート体制が整っているかどうかも大切です。特に、24/7のサポートが提供されているか確認しましょう。
5. セキュリティ: サーバーのセキュリティ対策がしっかりとしているか確認することも重要です。SSL証明書の提供や、ファイアウォール、DDoS対策などが行われているかをチェックしましょう。

以上が、個人向けにレンタルサーバーを選ぶ際の最も重要な5つのポイントです。これらをしっかりと考慮することで、自分に最適なレンタルサーバーを選ぶことができるでしょう。では一つ一つ見ていきましょう。

ポイント１：費用対効果

まず一番は費用対効果、価格ですね。レンタルサーバーを選ぶうえで費用対効果、価格は下記点を考慮してみてください。

1. 月額料金と初期費用: 月額料金は明らかに重要ですが、初期設定費用や契約時にかかる費用も忘れずに考慮する必要があります。一見安いように見えても、初期費用が高いと総コストが上がります。
2. データ転送量: 低価格のサーバーでもデータ転送量が少ないと、多くのアクセスがある場合に追加料金が発生する可能性があります。特に、動画や大量の画像を扱うサイトではこの点が重要です。
3. 追加機能とサービス: 一部のサーバーでは、SSL証明書、バックアップ、CMSの自動インストールなど、追加で必要な機能が無料で提供されています。これらの機能が有料の場合、それもトータルの費用に加算されるため、費用対効果が低くなる可能性があります。
4. スケーラビリティ: 今後の成長を考慮して、容易にリソースを追加できるかどうかも重要です。一度選んだサーバーがスケールしきれないと、後で移転する手間とコストがかかります。
5. 長期契約の割引: 一部のサーバーでは、長期契約をすることで月額料金が割引される場合があります。ただし、長期契約の場合は途中での解約が難しいこともあるため、その点も考慮する必要があります。
6. 隠れた費用: 一部のサーバーでは、広告には表示されていないが追加でかかる費用が存在する場合があります。例えば、サポートが有料だったり、特定の機能に対して追加料金が発生する場合などです。

費用対効果を考慮する際には、単に月額料金だけでなく、多角的にサービス内容と費用を比較検討することが重要です。

ポイント２：性能

続いて性能です。いくら価格が安くても性能を考慮しないと実際使い始めた際に、トラブルが起こる原因となります。下記にレンタルサーバーを選ぶ際の性能で考慮すべき点を上げました。

1. CPU（プロセッサ）: CPUの性能が高いほど、サーバーは高速に動作します。特に、データベースが頻繁に使用されるようなサイトや、複雑な計算を必要とするアプリケーションを動かす場合には、CPUの性能が重要です。
2. RAM（メモリ）: RAMが多いほど、多くのデータを一時的に保存できるため、サイトの読み込み速度が向上します。低いRAMでは、多くのユーザーが同時にアクセスした場合にパフォーマンスが低下する可能性があります。
3. ストレージ: HDD（ハードディスクドライブ）よりもSSD（ソリッドステートドライブ）の方が高速です。特に、大量のメディアファイルやデータベースを扱う場合には、SSDのストレージが推奨されます。
4. 帯域幅とデータ転送量: 帯域幅が広いほど、多くのユーザーが同時にサイトにアクセスできます。また、データ転送量が多いと、多くのユーザーがサイトを閲覧できるため、これも重要なポイントです。
5. キャッシュとCDN: キャッシュ機能が優れていると、一度読み込まれたデータが高速に表示されます。また、CDN（Content Delivery Network）を利用することで、全世界の複数のサーバーにデータを分散させることができ、パフォーマンスが向上します。

これらの要素をしっかりと確認し、自分のウェブサイトやアプリケーションに最適なサーバーを選ぶことが重要です。

ポイント３：信頼性と安定性

続いて信頼性と安定性に関してです。信頼性と安定性と言われてもレンタルサーバー会社HPの何をみれば分かりませんよね。どういったものを確認すれば良いのか、下記点になります。

1. ダウンタイム: サーバーがダウンしている時間が少ないほど、そのサーバーは信頼性が高いと言えます。ダウンタイムが多いと、訪問者がサイトにアクセスできない時間が増え、ビジネスにも影響を与える可能性があります。
2. SLA（サービスレベルアグリーメント）: この契約には、サーバーの稼働率がどれくらい保証されているのかが記載されています。通常、99.9%以上の稼働率が保証されているサーバーが望ましいです。
3. バックアップ: データの喪失を防ぐために、定期的なバックアップが行われているかどうかも重要です。特に、自動でバックアップが取られるシステムがあると、安心です。
4. 冗長化: サーバーやネットワークが冗長化されていると、一部が故障しても他の部分がその役割を担い、サービスが続行されます。これにより、高い安定性が確保されます。
5. セキュリティ対策: DDoS攻撃や不正アクセスからサーバーを守るためのセキュリティ対策がしっかりと施されているかも、信頼性に直結します。

ポイント４：サポート体制

いくら性能や安定性のあるレンタルサーバーを選んだとしても、もしもの時はあるものです。
そんなときにサポートをしてくれるアドバイスをしてくれる運営会社なのかは重要なポイントです。
では、どういった点を考慮すれば良いのか下記に示しました。

1. サポートの可用時間: 24時間365日のサポートが提供されているかどうかは、非常に重要なポイントです。問題が発生した際にいつでも対応してもらえる安心感があります。
2. 対応方法: 電話、メール、チャットなど、どのような方法でサポートが提供されているかも確認する点です。特に、リアルタイムでの対応が可能なチャットサポートは便利です。
3. FAQとオンラインリソース: サポートページやFAQ（よくある質問）が充実していると、自分で簡単な問題を解決できる場合があります。また、チュートリアルやガイドが豊富に用意されていると、初心者でも安心です。
4. 専門性: サポートスタッフが専門的な知識を持っているかどうかも重要です。特に、複雑な設定やトラブルシューティングが必要な場合、専門的なサポートが不可欠です。
5. 言語対応: サポートが自分の母国語で提供されているかも、考慮するべきポイントです。特に、英語が不得意な場合には、日本語サポートがあるかどうかを確認しましょう。

ポイント：５　セキュリティ

レンタルサーバーを選ぶ際のポイントの最後はセキュリティです。
サイトを運用していたりメールを送受信する際にセキュリティは常に気にしなければいけません。
レンタルサーバー選びで考慮すべきセキュリティはどういったものか、下記になります。

1. SSL証明書: SSL（Secure Sockets Layer）証明書は、ウェブサイトとユーザー間の通信を暗号化するために必要です。これにより、第三者によるデータの傍受を防ぎます。
2. ファイアウォール: サーバーには、不正なアクセスや攻撃を防ぐためのファイアウォールが設置されていることが望ましいです。
3. DDoS対策: DDoS（分散型サービス拒否）攻撃は、サーバーに大量のアクセスを送りつけてダウンさせる攻撃です。DDoS対策がしっかりと施されているサーバーを選ぶことが重要です。
4. 定期的なセキュリティアップデート: サーバーのソフトウェアが定期的に更新され、セキュリティの脆弱性が修正されているかも確認するポイントです。
5. バックアップとリストア: セキュリティインシデントが発生した際に、データを元に戻せるようにバックアップとリストアの機能が提供されているかも重要です。

セキュリティがしっかりとしているサーバーを選ぶことで、安心してウェブサイトやアプリケーションを運営することができます。

おススメレンタルサーバー会社　ABLENET（エイブルネット）

ABLENET（エイブルネット）は、1998年2月の設立から2023年で25周年を迎える老舗のホスティングサービスで、株式会社ケイアンドケイコーポレーションが運営しています。この会社は、日本でインターネットがまだ普及していない1990年代からVPSホスティングサービスを提供している歴史ある企業です。

2023年3月1日にサーバーがリニューアルされ、新しいサーバーは全プランで共通の機能を持ち、使いやすくなりました。サーバーソフトには、WordPressの高速化で知られるLiteSpeedが採用され、LiteSpeedCacheも使用できます。国内のデータセンターでは、OPTAGE、IDCFrontier、NTT Communicationsの3つの大手通信会社のバックボーンに接続しており、通信の速度と安定性が高いです。

コントロールパネルは、日本語対応のDirectAdminが使用されており、使いやすいです。LiteSpeedは、静的なウェブサイトだけでなく、WordPressのような動的なコンテンツにも高速化の効果があります。

WordPressでウェブサイトを作成する予定の方には、ABLENETのレンタルサーバーがおすすめです。エイブルネットVPSは、為替や株の自動売買で人気があります。

プラン名	ライトプラン
ディスク容量（SSD）	300GB
月額料金（税込）	月払い：970円 6か月払い：880円 12ヶ月払い：830円
初期費用	無料
無料お試し期間	なし
メールアドレス	無制限
サポート	メール：24時間
公式サイト	ABLENET（エイブルネット）

おススメレンタルサーバー会社　エックスサーバー

エックスサーバー は、WordPressに適したサーバーの一つであり、安定した人気と多くの利用者を持っています。このサーバーは、WordPress簡単インストール機能を備えており、初心者でも簡単にWordPressを導入することができます。

サービス提供の重点は、「どれだけ簡単にWordPressを開始することができるか？」であり、そのために相性が良いのは当然のことです。また、このサーバーは「速い」「安全」「大容量」という三拍子が揃っており、ストレスフリーでサービスを活用することができます。さらに、費用面でも安く（1,000円以下で利用可能）あり、コストパフォーマンスも最高レベルです。

実際に利用しているサイト運営者からも高い評価を得ており、「レンタルサーバーを比較することが面倒」「別になんでもよい」といったこだわりがない場合は、エックスサーバーを活用すれば失敗はありません。

エックスサーバーが提供する『スタンダードプラン』は、個人で運営するには十分すぎる機能が搭載されているため、多くの方におすすめできるプランです。このプランは、国内シェアNo.1の実績とサーバー速度の安定感が魅力的なエックスサーバーが法人だけではなく個人向けにも提供していることを示しています。スタンダードプランでは、転送量無制限、無料独自SSL、独自ドメイン1年間無料、データベース無制限など、個人運営には十分すぎるスペックがあります。

プラン名	スタンダード
ディスク容量（SSD）	300GB
月額料金（税込）	3ヶ月：1,320円 6ヶ月：1,210円 12ヶ月：1,100円 24ヶ月：1,045円 36ヶ月：990円
初期費用	無料
無料お試し期間	10日間
メールアドレス	無制限
サポート	メール：24時間 電話：平日10:00〜18:00 チャット：平日10:00〜18:00
公式サイト	エックスサーバー

おススメレンタルサーバー会社　ロリポップ

ロリポップは、Webサーバーとして“LiteSpeed”を採用し、初心者から上級者、個人から法人まで多くのユーザーに適しています。特に、月額550円からのベーシックプランは400GBの大容量を提供し、WordPressも利用可能です。加えて、電話サポートがあり初心者でも安心して利用できます。このサーバーはエックスサーバーと並ぶ知名度を有し、サーバーの稼働率が99.9%と非常に高いです。教育機関でも多用されており、その安定性は確認されています。以上の点から、ロリポップは高いコストパフォーマンスと安定性でおすすめのレンタルサーバーです。

プラン名	ベーシック
ディスク容量（SSD）	400GB
月額料金（税込）	1ヶ月：1,430円 3ヶ月：1,320円 6ヶ月：1,210円 12ヶ月：990円 24ヶ月：935円 36ヶ月：550円
初期費用	無料
無料お試し期間	10日間
メールアドレス	無制限
サポート	メール：24時間 電話：平日10:00〜18:00 チャット：平日9:30〜13:00/14:00〜17:30
公式サイト	ロリポップ

おススメレンタルサーバー会社　さくらインターネット

さくらのレンタルサーバは、20年近くの運営実績と東証一部上場企業による運営で、高い信頼性を誇ります。初心者から上級者まで安心して利用でき、特に個人ユーザーには“スタンダードプラン”がおすすめです。このプランは月額費用がリーズナブルで、300GBの大容量、マルチドメイン200個、無制限の転送量を提供しています。さらに、無料SSLとPHP高速化も標準装備されています。

ECサイトの開設にも力を入れており、『EC-CUBE』がクイックインストール可能です。これにより、自社ECサイトや大手モール型サイトでの運営もスムーズです。維持費も抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。気になる方は、2週間のお試し期間も用意されているので、ぜひ利用してみてください。

プラン名	プレミアム
ディスク容量（SSD）	400GB
月額料金（税込）	1ヶ月：1,571円 12ヶ月：1,310円 24ヶ月：1,000円 36ヶ月：900円
初期費用	無料
無料お試し期間	14日間
メールアドレス	無制限
サポート	メール：平日10:00〜18:00（問い合わせは24時間受付） 電話：平日10:00〜18:00 チャット：平日10:00〜18:00
公式サイト	さくらインターネット

個人向けレンタルサーバーのおすすめ　まとめ

以上、個人向けレンタルサーバーのおすすめのポイントと「エックスサーバー」「ロリポップ」「さくらインターネット」の特徴をまとめてみました。

各社、それぞれ良い点はあるのですが、個人的におススメなのは、「エックスサーバー 」です。

ロリポップ、さくらインターネットよりも一番安いプランでも月額が高いですが、管理画面の使いやすさは個人的には「エックスサーバー 」が一番です。
ちなみにこのサイトのサーバーもエックスサーバーです。