神奈川県横須賀市は18日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を20日から業務に試験導入すると発表しました。
約1カ月間にわたり、正規職員と非常勤職員の一部の計約4千人が利用できるようにします。
横須賀市によると、チャットGPTを全庁で試験導入するのは全国の自治体で初めてとの事です。
LoGOチャットとの連携も
市職員が既に業務で使用している自治体向けのビジネスチャットツール「LoGoチャット」とチャットGPTを連携させ、LoGoチャット内で対話型AIの機能を利用するようです。
具体的には、市民への広報文作成や議事録の要約、誤字脱字チェック、新規事業アイデアの創出といった活用を想定しており、1カ月間の利用で、有用性が確認されれば利用を続ける方針との事です。
ニュース用語説明
LoGoチャットとは
「LoGoチャット」とは、自治体や地方公共団体向けに提供されているビジネスチャットツールです。このツールを導入することで、自治体内でのコミュニケーションや業務の効率化を図ることができます。
具体的には、LoGoチャットを使用することで、各部署や職員間でのやりとりがリアルタイムに行えるため、業務の迅速な進行が可能となります。また、複数人でのチャットやグループチャットもサポートされており、情報共有やタスク管理にも適しています。
一般的なチャットツールと比較すると、LoGoチャットは自治体や公的機関向けに開発されたセキュアなビジネスチャットツールです。そのため、重要な情報や個人情報のやり取りを行うことができ、情報漏洩のリスクが低減されています。
また、LoGoチャットは自治体が持つ情報共有や課題管理などの業務ニーズに特化しており、地方自治体や公共団体の業務に必要な機能が標準装備されています。例えば、市町村の窓口業務において、状況をスムーズに把握できるようにカテゴリーや担当者を設定したり、課題や案件の進捗管理ができるようになっています。
ネット反応は?
案内用や市民の用件確認くらいに使うのは良いんだけど、守秘義務的なのにも使いそうでヤバいんだよな。
会社内部情報の翻訳にGoogle翻訳使っちゃ駄目の理屈で、こう言ったのにも使うのは駄目なんだけどね。 相手の会社に情報渡してるようなもんだからな。
ちゃんと使いこなせるのかね。
別に仕事が楽になるなら使ってもいいと思うが、どのカテゴリーでどの程度、仕事量が減ったか楽になったかの分析は必要だ。
とはいえ、市役所のカテゴリーだと多岐に及ぶし、従来どおり、人にしてもらいたい人もいる。
加えて、データ収集及び管理を極めて厳密にする必要がある。 ただ、国際的には、使用禁止か見極めのおもむきが高い中、珍しく日本が先手を取った(本当に久しぶり)。
ただ、使用するツールは、海外製であり、かつて日本で疑義が発生したLINEのような事がないよう枝の先まで監視する体制は確立してほしい。
編集後記
チャットGPTの話題になるとよく言われている機密情報の漏洩の問題。
市民の機密情報を取り扱っているだけに役所の方が利用するとなると、その辺の情報管理の徹底はしっかり行ってほしいところですね。
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