2024年5月から9月にかけて、全国で熱中症により救急搬送された人数が過去最多の9万7578人に達したことを、総務省消防庁が発表しました。これは2023年の同時期と比べて6000人以上多く、2008年の調査開始以来で最多となります。
そのうち120人が死亡し、重症で長期入院が必要となったケースは2178人に上りました。発生場所別では住宅内が38%を占め、搬送者の57.4%が65歳以上の高齢者でした。
総務省消防庁は、「今年は特に9月の搬送人数が過去最多となるなど、厳しい暑さが長期間続いたことが搬送増加の要因」と分析しています。
熱中症の年代別、発生場所別の情報は?
年代別では、65歳以上の高齢者が5万5966人に上り、全体の57.4%を占めました。発生場所では「住居」が最も多く、3万7116人が自宅などで発症し、次いで「道路」が1万8576人となっています。搬送後、死亡が確認されたのは120人でした。
9月に入っても記録的な暑さが続いたことなどが影響した
気象庁によると、9月下旬になっても各地で最高気温が35度以上となる猛暑日が続き、月間搬送者数は1万1503人に達し、9月として過去最多を記録しました。9月に搬送者が1万人を超えたのは、2008年以降のデータで初めてのことです。また、6月と7月の搬送者数も過去2番目の多さとなりました。
熱中症の初期症状とどうしたら良いかをチャットGPTさんに聞いてみた
さすがにもう寒くなってきたので大丈夫かと思いますが、改めて熱中症の初期症状がどういったものかと熱中症になった場合のどうしたら良いか教えてください。
涼しくなってきましたが、熱中症の知識は大切ですね。改めて熱中症の初期症状と対応方法を確認しておきましょう。
熱中症の初期症状
熱中症の初期症状は以下のようなものがあります:
- めまい – 立ちくらみやふらつきが起こることがあります。
- 大量の汗 – 異常な量の汗をかきます。
- 頭痛 – 頭が重く感じたり、鈍い痛みが生じます。
- 倦怠感 – 体がだるく、全身に力が入らないように感じます。
- 吐き気 – 胃がむかつき、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
- 手足のしびれ – 手や足がしびれる、または筋肉がけいれんすることがあります。
- 意識の混濁 – 意識がぼんやりすることがあり、重篤な場合は意識を失うことも。
熱中症になった場合の対処方法
もし熱中症の症状が現れた場合は、以下の対処をすぐに行いましょう:
- 涼しい場所に移動する
日陰やクーラーの効いた場所に移動して、体を冷やしましょう。風通しの良い場所や冷房のある室内が理想的です。 - 水分補給を行う
スポーツドリンクなど、塩分と水分を同時に補給できる飲み物を飲みましょう。水だけでは電解質の不足を補えないため、塩分も必要です。軽度の場合は水を少しずつ飲むことが大切です。 - 衣服を緩める
体を冷やすために、衣服をゆるめて風通しを良くしましょう。可能であれば、体を冷やすために首や脇の下、太ももの付け根など大きな血管が通る部分を冷やすと効果的です。 - 体温を下げる
濡れたタオルや氷で、体の表面を冷やしましょう。首や脇の下、足の付け根を重点的に冷やすと、より効果的に体温を下げることができます。 - 休息を取る
症状が軽くても、すぐに活動を中止し、安静にすることが大切です。無理に体を動かすと、症状が悪化する恐れがあります。
緊急対応が必要な場合
意識が混濁している、けいれんを起こしている、または自力で水分補給ができない場合は、重症の可能性が高いです。すぐに救急車を呼び、適切な医療を受けるようにしてください。
冷たい季節でも、室内が暖房で乾燥しすぎて体調を崩すことがありますので、引き続き体調管理には注意しましょう。
専門家の反応は?
今年の6~8月の平均気温は、西日本と沖縄・奄美で過去1位、東日本は過去1位タイの高温となりました(1946年の統計開始以降)。熱中症も重大な気象災害だという認識が必要です。
熱中症の後遺症として「脳などの中枢神経障害」「倦怠感・頭痛が数年にわたって継続する」等があります。来年の夏の暑さはまだ予報できませんが、今後も暑くなることを想定してエアコン等を備えるようにしましょう。
今年は甲府では猛暑日が過去130年の観測の歴史で最も多い44日を観測し、記録的な暑さとなりました。熱中症の最大の対策は涼しい室内で過ごすことです。意識すれば防げることなので、来年の夏は熱中症搬送者数が減ることを願うばかりです。
今年は記録的な猛暑の中にあり、現在でもその残り香を覚えるような暑さを感じることもあるほど。気象庁や日本気象協会の発表でも、今年の夏の平均気温は1898年の統計開始以来もっとも高くなった(2023年タイ)、猛暑日地点数の積算は2010年以降で最多を記録などとと説明されています。
熱中症による救急搬送者数を見ると、単週で1万人を超えたのは2週におよび、年齢階層別では高齢者だけで57.4%と過半数に届いており、発生場所では住居がもっとも多く38.0%。厚労省の人口動態統計の過去の値の動向からも明らかですが、高齢者による住居内(、あるいは農場などの開けた場所)での熱中症発症が多分におよんでいることがうかがえます。実際、熱中症による死亡者の85.9%(2022年までの3年平均)は高齢者によるものです。
今後、今まで以上の高齢者のリスクの増加が懸念されます。さらなる備え、警戒が求められましょう。
ネットの反応は?
私も今年初めて熱中症というものを体験して救急搬送された1人です。 関門海峡花火大会の帰りの門司港駅まで人混みの中歩いている時に呼吸困難から始まり、それが熱中症でした。
あの時の見ず知らずの女性の方、ご自分は車椅子のご年配の方を連れていたにも関わらず、近くの飲食店から氷を貰って来て下さり脇に挟んでくれ、アクエリアスを自販機で買って来て下さったり、倒れそうな私を抱えて救護所まで連れて行って下さいました。
あの節は本当にありがとうございました。
本当に人の温かみに感謝いたしました。
自然関係の仕事をしていますけれど、毎日のように外に出る必要があったので何度も熱中症になり、病院で点滴の処置を2回受けました。熱中症対策は当然毎回やっているのですが全然追いつきませんでしたし、外でできることには限度がありました。 本当に無茶苦茶暑くてしかも湿度も高かったので、今年はかなりキツく感じましたね。湿度が低いとちょっとは楽なんですがね。。
ただ、こういう仕事をしていると、外の現場で仕事をされている方々がいかにキツい思いをされているのか、というのを痛感します。
編集後記
今年の夏は暑かったですね、、ってこれから毎年言ってそう。
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