オンラインカジノはグレーではなく違法

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漫才コンビ「令和ロマン」の高比良くるま氏をはじめとする吉本興業所属の複数の芸人が、オンラインカジノで賭けを行っていたとして警察の捜査を受けています。日本では違法とされているものの、芸人らは「グレーゾーンだと思っていた」と供述しているとのことです。一方で、インターネット上では著名人を起用したオンラインカジノのCMが動画配信サイトなどで堂々と流れており、こうした広告や宣伝活動に法的な問題はないのか、という点も注目されています。

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オンラインカジノは「単純賭博罪」と「常習賭博罪」の適用が考えられる

オンラインカジノで金銭を賭けて遊んだ場合、「単純賭博罪」(刑法185条)や「常習賭博罪」(同186条1項)が適用される可能性があります。

単純賭博罪の罰則は50万円以下の罰金または科料、常習賭博罪は3年以下の懲役と定められています。

ここでいう「常習」とは、繰り返し賭博行為を行う習慣のことを指し、常習性が認められると刑罰が大幅に重くなります。

常習賭博に該当するかどうかは、賭博の種類、賭けた金額の大小、賭博が行われた期間や回数、前科の有無などを総合的に判断して決められます。

また、たとえ1回の賭博であっても、過去の行動などから常習性があると認められるケースもあります。

「オンラインカジノはグレーだと思っていた」では済まされない

オンラインカジノについて「グレーゾーン」や「違法ではない」と考え、遊んでしまう人は少なくないようです。

しかし、刑法には「法律を知らなかったとしても、そのことを理由に罪を犯す意思がなかったとは認められない」(刑法38条3項本文)と明記されています。

そのため、オンラインカジノが違法であると認識していなかった場合でも、犯罪は成立する点に注意が必要です。

ユーチューバーも逮捕!オンラインカジノの広告と賭博ほう助のリスク

昨年の摘発者数は過去最多を記録し、特に利用客の摘発は一昨年の3倍に増加しました。その背景には、ユーザーの増加に加え、警察が捜査手法を変更したことが影響しています。

これまでは、国内の違法カジノ店経由で海外のオンラインカジノを利用したケースが摘発の中心であったため、摘発者数は限られていました。しかし、警察はスマートフォンなどを使ってアクセスするユーザーを検挙するため、日本国内の決済代行業者に着目。これらの業者を立件することでユーザーの口座情報を把握し、誰が利用しているのかを特定した上で、一網打尽に摘発を進めています。

また、警察はオンラインカジノの広告や宣伝活動にも厳しく目を光らせています。一昨年から昨年にかけて、オンラインカジノへの誘導動画でアフィリエイト報酬を得ていたユーチューバーらが、常習賭博のほう助や自身の常習賭博容疑で相次いで逮捕されました。

この流れを受け、動画配信サイトのCMについても、同様に常習賭博のほう助に該当する可能性が指摘されています。そのため、広告主や広告媒体が罪に問われる可能性も考えられます。ただし、無料体験版アプリの宣伝にとどめるなど、法的責任を回避する工夫がされており、立件のハードルがあるのも事実です。オンラインカジノの排除に向け、広告媒体への規制強化も検討されるべきでしょう。

専門家の反応は?

単純賭博罪による立件で済めば、最高で罰金50万円であり、通常は逮捕されずに書類送検され、略式起訴で20~30万円程度の罰金刑を受けるにとどまります。

しかし、常習賭博罪で立件、起訴された場合、最高で懲役3年で、罰金刑がないので、罰金を払って終わりということにはなりません。執行猶予が付いたとしても、必ず懲役刑が言い渡されます。

「常習」とは反復継続する意思に基づいて行う習性であり、プロの博徒のような者に限定されません。3回の賭博行為で常習と認定した判例もあります。

そこで、捜査は常習賭博罪にあたるのではないかといった点まで視野に入れて行うことになります。例えば、いつからいつまで、何回、いかなるレートやルールでいくら賭けていたのか、また、勝ち負けの結果や収支はどうなっているのかといった点です。

なお、刑法の規定や判例により、違法性の認識がなかったという弁解は裁判では通用しません。

海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、賭博が禁じられている日本国内でプレーすれば、記事にあるように単純賭博罪や常習賭博罪に問われます。

まるで違法ではないかのように誤解させる広告もあるようで、気軽な気持ちで始めてしまう人もいるのでしょう。しかし、違法とは知らなくても罪には問われてしまいます。 オンラインカジノは、わずか数秒でたくさんのお金を賭けられるなど、依存症に陥りやすいと指摘されています。依存症という被害を生まないためにも、違法性について周知し、規制強化が求められるように思います。

ネットの反応は?

吉本ではコンプライアンス研修を何度もやっててその中でオンラインカジノは違法でアウトであることを研修でもしっかりやってた事をロザンとかがも明言してるから知らなかったとかグレーだと思ったっていう言い訳はよくないと思うわ、特にギャンブル好きでパチの営業とかやってた芸人が知らないってのはかなり厳しいよね

日本では賭博行為は法律違反だと思います。

しかし公共の競馬や競輪、オートレース、パチンコなどは結局賭博と変わらないと思いますが、これは法律違反ではないです。

この線引きは正直グレーだと思います。、

SNSが発達するとこういうことも起きてしまうので。

カジノやりたいならアメリカとかに行けば良かったんだと思いますね。

編集後記

おき編集長
おき編集長

広告配信をOKしたプラットフォーム側ももっと厳格な線引きみたいなものを作ってほしいですね。

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