経営組織ってどんな形があるの?職能別やカンパニ制をゆるっと図解!

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ITパスポートゆるっと勉強帳

企業の運営には、目的や状況に合わせてさまざまな組織形態があります。
また、トップに立つ人たちにも「CEO」「CIO」など、いろいろな役職がありますよね。

この記事では、ITパスポート試験でもよく出題される「経営組織」の内容を、図解付きでゆるっとまとめていきます!


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1. 組織形態のいろいろ

■ 階層型組織(ピラミッド型)

一般的な組織構造。トップダウンで命令が伝わる仕組み。
例:社長 → 部長 → 課長 → 社員


■ 職能別組織(機能別組織)

業務の内容(機能)ごとに分ける形。
たとえば「営業部」「製造部」「経理部」など。

  • メリット:専門性が高まる
  • デメリット:部門間の連携が取りづらい

■ 事業部制組織

製品や地域などの「事業単位」で組織を分ける形。
たとえば「家電事業部」「自動車事業部」など。

  • メリット:事業ごとの柔軟な意思決定ができる
  • デメリット:同じような部署が複数できて非効率になることも

■ カンパニ制組織(社内分社)

各事業部を「会社のように」独立させる組織形態。
人事・会計なども独自に持つ場合もあり。

  • メリット:経営責任が明確、迅速な意思決定
  • 派生形
     - 社外カンパニ制度:外部資本を入れて、より独立性を高める
     - 持株会社制度:親会社が子会社を株式で管理する構造

■ マトリックス組織

「職能」と「事業」など、2つの軸で管理する形。
例:「製品A×営業」「製品A×開発」など


■ プロジェクト組織(タスクフォース)

期間限定の課題解決型チーム。複数部署からメンバーが集まる。


■ ネットワーク組織

社外の企業やフリーランスなどとネットワークを組みながら進める柔軟な組織。


2. 経営のトップたち(CxO)

企業の意思決定を担う「CxO(Chief × Officer)」たちの役割も覚えておきましょう!

略称名称役割
CEOChief Executive Officer最高経営責任者(経営の最終責任者)
CIOChief Information Officer情報システムの責任者
CFOChief Financial Officer財務・経理の責任者
CTOChief Technology Officer技術開発の責任者
CISOChief Information Security Officer情報セキュリティの責任者

よくある質問(FAQ)

Q
職能別組織と事業部制の違いは?
A

職能別は「業務内容」で分け、事業部制は「製品や地域」で分けます。

Q
カンパニ制と持株会社はどう違うの?
A

カンパニ制は社内の分社、持株会社は親会社が子会社を「所有」して管理する形です。

Q
マトリックス組織はなぜ難しいの?
A

2つの上司が存在することがあり、指示の優先順位などで混乱が起こりやすいからです。

練習問題(3問)

【Q1. 「営業部」「開発部」など機能で分けられた組織形態は?】
A. 事業部制組織
B. 職能別組織
C. マトリックス組織
D. カンパニ制組織

正解:

B
→ 職能(機能)ごとに分かれているので、職能別組織です。


【Q2. 事業部を独立した会社のように運営する組織形態は?】
A. 階層型組織
B. プロジェクト組織
C. カンパニ制組織
D. ネットワーク組織

正解:

C
→ 事業部を社内会社のように扱うのがカンパニ制です。


【Q3. CIOの役割として正しいのは?】
A. 企業全体の経営責任
B. 財務や資金管理
C. 情報システムの責任
D. 技術開発の指揮

正解:

C
→ CIO(最高情報責任者)は情報システムの企画・管理を担います。

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