イーロン・マスク氏が最近のWeb対談でのコメントを通じて、「X(以前のTwitter)」の全面有料化についての噂を、間接的に否定しました。この対談の後、インターネット上ではXの有料化についての様々な見解が交わされましたが、マスク氏の最新の投稿により、「有料化はない」との見方が強まりました。
有料化議論の発端は?
この議論の発端は、マスク氏がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との対談で
Xのシステム利用者に少額の月額利用料を課す方向へ移行しようとしている。それがbotに対抗するための唯一考えられる手段だ
と発言したことでした。
これにより、「Xが有料化を検討している」との報道が世界中で広がりました。しかし、コミュニティノートによれば、マスク氏は全ユーザーに料金を課すとは言っておらず、プレミアム会員向けにより低価格なプランを導入すると述べただけでした。
マスク氏の追加のコメントでは、
Xプレミアム利用者の投稿を優先しており、より低価格なプランも準備しているところ。なるべく少額になることを望んでいる
と述べており、全ユーザーに課金する意図はないことが確認できます。
イーロン・マスク氏が「有料化」に言及したのは、これら2つの場合だけです。前述の「少額の課金」が「より低価格なプレミアムプラン」を指しているのか(つまり、全ユーザーが課金されるわけではない)、それとも「全ユーザーに利用料が課され、それに加えて『より低価格なプレミアムプラン』が利用可能」というのか、解釈によって異なります。コミュニティノートはユーザーの評価に基づいて表示されるため、必ずしも真実を反映しているわけではありません。
この状況が引き起こしたオンラインでの混乱は、一時期「有料化が実施されるようだ」、「やはり有料化はデマのようだ」、さらには「有料化のデマ自体がデマである」という様々な説が飛び交いました。真の意図を知るため、皆がマスク氏の次の発言を待っていました。
マスク氏の投稿でついに決着か
イーロン・マスク氏は、「誤解を招く投稿」とされたコミュニティノートに対して、
And @CommunityNotes scores again(コミュニティノートがまたゴールを決めた)
と返信しました。
彼の発言は多少遠回しではありますが、コミュニティノートの内容を支持していると解釈すれば、やはり全ユーザーへの課金を検討しているわけではないと結論づけるのが自然でしょう。Xが完全有料化するのではないかと心配していた人々も、少なくとも現時点では安心できるでしょう。
ただし、マスク氏の最初の発言は、「少額のシステム利用料を課すことがbotに対抗する唯一の手段になる」という文脈で行われました。これにより、無料ユーザーの「優先度」が将来さらに低下する可能性が懸念されます。SNS上では、「X全員有料化はなし!」と喜ぶ声が上がる一方で、「それではbot対策には効果がないのでは?」と心配する声も聞かれました。
ネットの反応は?
有料会員がツイッターにお金を使う理由は見てくれるユーザーが沢山いるからで、本当に全員有料化した場合ユーザー数は確実に激減して元々の有料会員も発信相手が激減する事で退会されるでしょう。これくらいはITにおけるマネタイズの基本なので、イーロン・マスクなら分かるはずですけどね。
旧ツイッターの経営に関わる重大問題なのに、ここまでヤッカリーノCEOの存在感がゼロ以下なのがなんとも。
こう言う思いつき発言をマスクが繰り返し旧ツイートしてる時点で、公式に態度が決まるまで広告主は撤退、となってもおかしくないのにね。
SNSはライトユーザーも含めて多くのユーザーがいることが重要で有料化したり改悪したらライトユーザーから離れていって過疎化が始まるよ。そしたら数年後にはX自体が忘れ去られるわ。昔のミクシィみたいにね。
編集後記
これでいったんは有料化騒ぎは収束ですかね。
ただ、botとかスパム対策は進めたいのでしょうから、また何かしらの改変はあるかもですね。
たまにはユーザーのほとんどが支持する改変をしてほしいですね。
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