チャットGPTなど生成AIでエントリーシート 就活支援サービス増加

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ChatCPTさんに聞いてみた

人工知能(AI)を用いて文章や画像を自動生成する技術が、就職活動支援サービスの中で活用される傾向が増えてきている。

エントリーシート(ES)作成の効率化を掲げ、これらのサービスは注目を浴びている。しかし、時事通信の取材結果では、企業側からはこのような生成AIを使う就職活動に対して強い懸念が見られる一方で、学生達はこれが彼らの負担を軽減するという観点から賛同の意見が上がっています。

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「就活の効率化」にAIの力、学生間での評価は分かれる

就職活動サポートサイト、ワンキャリアが5月に始めた対話型AI「チャットGPT」を使った新サービスは、自社が保有する15万件のエントリーシート(ES)データを基に、学生が指定したキーワードや文字数で、学生が大学時代に特に力を注いだ事項などを反映したES向けの文章を短時間で生成します。

このサービスは開始から僅か1ヶ月ちょっとで、1万人以上のユーザーに利用されているという。

広報は、

ワンキャリア<br>広報担当者
ワンキャリア
広報担当者

AIが作った文章はあくまでたたき台。より自分を表現できるように加工してほしい。浮いた時間は自己分析や将来像の検討に使えるようになる

とコメントしている。

エントリーシートは学生にとって、一つの企業だけでなく数十社分を作成しなければならない大きな負担となっています。その一部をAIが補助するサービスも存在し、

神奈川県のある大学生女性は、

(ESの添削で)AIのサービスを使うつもり。他の人に読まれるより恥ずかしくなく、手っ取り早い

と語っています。

一方で、AIの利用を躊躇する学生も少なくありません。マイナビが2024年春卒業予定の学生を対象に行った調査では、「就活においてチャットGPTなどを使いたいと思わない」と答えた学生が37.8%で、「使いたい」と回答した学生の34.8%を上回りました。理由として、「セキュリティ面の懸念」や「他の就活生との差別化が難しくなる」などが挙げられました。

調査を担当した同社の担当者は、

マイナビ担当者
マイナビ担当者

学生の間でも意見が分かれている。利用する場合はAIの特性を理解し、ツール(手段)としてうまく活用するための能力が重要

とコメントしています。

また、時事通信が今月、主要な国内企業に就職活動での生成AIの利用について問い合わせたところ、38社のうち9社が「総じて否定的」と回答。また、2025年春の新卒採用に向けて、4社がES作成などでのAIの利用を禁止する方針を明らかにしました。

チャットGPTさんに聞いてみた

おき編集長
おき編集長

就活生が自分のエントリーシートを作成するにあたってチャットGPTさんのような生成AIを利用する流れがあるようですが、利用にあたってどういった点に注意するべきかと思いますか?

ChatGPTさん
ChatGPTさん

生成AIのような技術を利用する際には、以下のような点に注意すると良いでしょう。

  1. 個性の表現: AIはあくまで機械であり、あなたの個性や独自の視点を正確に表現することは難しいです。AIによって生成された内容はあくまで一つの参考であり、あなた自身の思考や感情、経験をしっかりと反映させるような改変や追記を行うことが重要です。
  2. データのプライバシー: AIを利用するときには、自分の個人情報やプライバシーに関するデータがどのように管理されているかを確認することが重要です。AIサービスのプライバシーポリシーや利用規約をよく読んで、自分の情報が安全に保護されていることを確認してください。
  3. 結果の確認と添削: AIが生成した文章は必ずしも完璧ではないため、結果を確認し、必要に応じて修正や添削を行うことが重要です。特に、文法やスペルミス、不自然な表現などを見つけた場合は、それを修正することが必要です。
  4. 差別化: AIを使用すると、出力結果が他の人々と似てしまう可能性があります。これにより、自己PRやエントリーシートが他の候補者と差別化しにくくなるかもしれません。そのため、自分だけの個性や経験を強調する部分は自分自身で書くことを考えてみてください。
  5. AIの特性理解: AIは一部の状況やニュアンスを理解しきれない場合があります。そのため、AIが提供する結果に盲目的に頼らず、自分の判断を持つことが大切です。また、AIがどのように文章を生成するか(例えば、過去のデータに基づいている、など)を理解しておくと良いでしょう。

AIは就職活動の負担を軽減する強力なツールである一方で、それをどのように使いこなすかが重要です。それはただの手段であり、最終的な出力はあなた自身の責任と考えて良いでしょう。

専門家の反応は?

汎用的な生成AIは大手IT企業の独壇場ですが、日本の就活で使われるエントリーシートの通過事例などといったニッチなデータは就活サイトでなければ集めるのが困難です。領域特化型の生成AIサービスとして注目すべき事例だと想います。

学生のエントリーシートを集めている企業は他にもありますが、技術力やフットワークの軽さを併せ持つ企業はなかなかありません。

しかしこの手のサービスは、就活に限らず「多くの人が良いと思うアウトプット」が似通った内容になりやすいのが難点です。

キーワードを指定するだけと言えば簡単に思われるかもしれませんが、生成AIにどのような指示を出せば自分らしいアウトプットが出るのかという点では試行錯誤の余地もあり、AIの出した結果をどう取捨選択し、ブラッシュアップするかは使う学生次第です。 そこまで意識して利用する学生と、ただ漫然と利用する学生との間には大きな差が生まれるでしょう。

ネットの反応は?

企業で採用担当やっていたことがあります。すでにAIがここまでになってしまったので仕方ない流れだと思う。しかし、たかがエントリーシートと思われるかもしれないけど、似たようなことが書かれることが多いからこそ、良い意味で独自性があると担当者の目に留まって、面接する際にも名前を控えたりすることがある。本当に受かりたい企業なのであれば、ちゃんと企業研究してただAIで生成されたものをコピペするのではなくて、そこから自分で頭を使って書いたほうが良いと思うけど。 企業としてみれば新入社員がどれだけ頑張ってくれるかが今後の業績にかかわるのだから、否定的な意見なのは当たり前。一から自分で文章を作ってもらいたいと考える。 以前は履歴書をPCで書き込むのはけしからん、手書きであるべきだという考えだった。今は普通だよね。同じようにAIを使う流れは止められない。

編集後記

おき編集長
おき編集長

「最終的な出力はあなた自身の責任」とチャットGPTさんが言っている事が正解ですよね。

そのままコピペでいくのもその人の個性だし、AIから出力されたものをベースに自分なりのものにするのも個性だし。

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