30日のアメリカ株式市場で、アメリカの半導体製造大手であるエヌビディアの市場価値が一時的に1兆ドル(約140兆円)に達しました。
人工知能(AI)技術が社会の各分野で急速に普及する現状を背景にしています。AIを利用した文書や画像の生成といったアプリケーションは、その可能性を引き出すために必要な高度な半導体技術を求めており、エヌビディアの製品は市場の約8割を占めています。
AI半導体のリーダー、エヌビディアの時価総額が1兆ドルに、テスラやアップルに次ぐ
アメリカの企業の中で、市場評価額が驚異的な1兆ドルに達したのは、アップルやマイクロソフトといった巨大なIT企業5社や、電気自動車市場のパイオニアであるテスラに続いて、今回エヌビディアが7社目となりました。そして、特筆すべき点として、エヌビディアは半導体製造業界で初めてこの金額を記録した企業となりました。
30日のエヌビディアの株式は市場開始時に、前週末の終値からおよそ4%上昇し、株式市場での一日の取引が始まりました。しかしながら、その後、買い注文が一服すると、その上昇幅は少し縮小し、最終的には1兆ドルのラインをわずかに下回る形でその日の取引を終えました。
エヌビディアは特に、画像処理半導体(GPU)の製造においてその名を馳せています。そのGPUは、AIのデータ処理に使用され、業界で広く認知されています。実際、米国の新興AI企業であるOpenAIは、エヌビディアのGPUを使用して対話型AI「ChatGPT」を開発し、その顧客リストに名を連ねています。
また、エヌビディアの株価は過去1年間で急激に上昇しており、その価値は2倍以上に膨らんでいます。
専門家の反応は?
昨年は他のテック企業と同様に株価を下げたNVIDIAですが、生成AIブームに乗って急回復を遂げています。さらに直近の決算で売上高見通しが市場予想を大きく上回ったことで暴騰し、コロナバブルの最高値を超えてきました。
GPUの用途として、映像やゲームのCG、暗号資産などではAMDがライバルになりますが、AIではNVIDIAが大きくリードしています。ChatGPTのようなサービスを裏で支えており、今後もデータセンターで莫大な需要が期待されています。
株価が上がりすぎたことで、やや過大評価ではないかとの指摘も出てきてはいるものの、Metaを超えて米国の時価総額トップ5入りを果たしたこともあり、当面は注目が続くでしょう。
ネットの反応は?
AIに使用するグラフィックボードでは独占状態(AMDもあるが遅れている)で、AI関連に投資するならば絶対に外せない企業。
なのですが、米国株はAI以外は不安視されている状況で、注目度が集まりすぎているという感があります。
それだけ加熱しているとも言えるので、大手のファンドなどがポジションを減らしたりすると、熱狂度が逆回転(急落)してしまうことも念頭に入れておくべきかと思います。
まあ良い傾向ですね。
ただし。今からの半導体株購入は注意です。
去年後半から年明けくらいまでの半導体株は終わりみたいな
時期に買った人は正解です。
マスコミ中心にアゲ出したら買わない 逆に下げ出してしばらくしたら買う。
下手な株の分析なんかするよりこの繰り返しで資産は確実に
経験上、ふえます。
編集後記
NVIDIAスゴイですね~
GAFAMからMATANAと呼ばれる企業群が注目されているというニュースありましたが、そのMATANAの一つがNVIDIAなんですね。
ちなみにMATANAはGAFAMからFacebookが脱落して、NVIDIAとTeslaが加わったものです。
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