米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の組み立てを手がける台湾・鴻海精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)が、インド工場などから3月に米国向けとして過去最高額となる約20億ドル相当の「iPhone」を出荷していたことが分かった。これは、米トランプ政権が提案した関税措置の発動を前に、航空便を利用して急ピッチで輸送を行ったためとみられる。

ロイターが入手した通関記録によれば、アップルのインドにおける主要サプライヤーであるフォックスコンは、3月に13億1000万ドル相当の「iPhone」を輸出。これは単月としては過去最高額で、1月と2月の合計とほぼ同水準に達している。
フォックスコンがインドから米国へ輸出した今年の累計額は、53億ドルに上った。
また、アップルの別のサプライヤーであるタタ・エレクトロニクスの3月の輸出額は6億1200万ドルで、前月比でおよそ63%の増加となった。
アップルはインドでの生産体制を強化し、最大市場の一つである米国向けの在庫を安定的に確保するため、貨物チャーター便で600トンの「iPhone」を輸送。これは、トランプ政権による関税導入でコスト上昇の懸念が高まったことが背景にあるとみられる。
専門家の反応は?

アメリカでは値上げする前にiPhoneを買っておこうとアップルストアに人が殺到しているようだ。日本でも、そうした人が増えつつあるという。 ただ、日本の場合、iPhoneは中国から輸入されるため、アメリカでの関税が直接反映されるとは考えにくい。
実際はトランプ関税よりも、為替相場の影響の方が大きい。
昨今の関税騒動で、円高に振れつつあるだけに、ひょっとすると日本では従来に比べて「値下げ」になる可能性もあり得そうだ。
ネットの反応は?

つくづく世界や経済はジェンガみたく絶妙なバランスで成り立ってるんだなと思う。
たった1人の暴走老人が重要なピースを乗せたり引っこ抜いたりするせいで、ジェンガがグワングワン揺れてるかのごとく世界中が混乱してるのを見てると、本当に世の中なんてもんはいつ崩れるか分からない儚いものなんだなと。
あと3年ちょっと。せめて完全にぶっ壊されないことを祈るのみか。。。

アメリカの関税率引き上げによりこうした事態を招き、世界中の至るところで職を失ったり、生活が困窮してしまった人もいると思います。これが一過性のものなら被害の拡大は抑えられますが、すでに生活苦に陥った人たちにとっては、悔やんでも悔やみ切れない気持ちでしょうね。トランプ大統領は、アメリカ国民の一部の人たちのためにしかならないことを世界中の人たちに犠牲を払ってもらってるということを強く認識して、考えを改めてもらいたいですね。
編集後記

日本のiPhoneは中国から買うから関税の影響はそこまでうけないって本当?
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