内閣府メール誤送信で個人情報340人分流出

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内閣府は、経済に関する情報を収集する「景気ウォッチャー調査」という調査、および別の調査において、業務上のメールの誤送信が相次ぎ、約340人分の個人情報が流出したことを発表しました。
流出した情報は、メールアドレスなどが含まれていました。現時点では、被害の報告は寄せられていないとのことですが、個人情報が漏洩することで悪意のある第三者に悪用される可能性があるため、被害を防ぐために注意が必要です。

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内閣府の調査で個人情報漏洩相次ぐ 再発防止に向けて対策強化へ

内閣府が定期的に実施している「景気ウォッチャー調査」と「満足度・生活の質に関する調査」において、業務上のミスにより個人情報が流出したことが発表されました。

「景気ウォッチャー調査」では、調査対象者194人に一斉にメールが送信された際、本来「BCC」にて送信するものを通常の送信先にメールアドレスが入力されてしまい、個人情報約340人分が流出しました。

「満足度・生活の質に関する調査」では、研究目的で2019~2021年分のデータ提供を申請した人に対し、内閣府職員が過去の申請者リストを誤って送信し、148人分の氏名、電話番号、職業、年齢などが記載されたデータが流出しました。

内閣府は再発防止策として、

内閣府
内閣府

個人情報を含むファイルを送信する際にはダブルチェックを徹底するとともに、業務上のルールの徹底を図る

と話している。

ニュース用語説明

景気ウォッチャー調査とは

景気ウォッチャー調査とは

景気ウォッチャー調査は、内閣府が毎月発表している日本の景気動向を調査するアンケート調査のひとつです。具体的には、企業の経営者や経済アナリスト、財務・人事担当者などの約2千人を対象に、当月の景気や今後の見通しについて尋ねるものです。
これにより、日本の景気動向を把握し、政策の決定や経済活動の予測に役立てられます。

満足度・生活の質に関する調査とは

「満足度・生活の質に関する調査」とは、日本の国民生活についてのアンケート調査で、内閣府が毎年実施しています。
この調査は、一般世帯から無作為に選ばれた人々に、その生活や健康、教育、労働などに関する質問を行い、回答結果を集計しています。調査項目には、家計の所得や支出、ライフスタイル、住環境、地域社会の安全や治安などが含まれます。
この調査は、国民生活に関するデータを収集することで、社会政策の立案や政策効果の評価に役立てられています。

BCC送信とは

BCC送信とは

メールを送る際、To(宛先)欄に相手のメールアドレスを入力することで、その相手にメールを送信することができます。一方、BCCとは、Blind Carbon Copy(目に見えないカーボンコピー)の略で、相手に自分以外の人物にもメールを送信することができる機能です。
BCCを使用すると、自分以外の相手には他に誰が同じメールを受け取っているかわからず、秘匿性が高くなります。例えば、同じメールを複数人に送信する場合に、その他の受信者のメールアドレスを知らせずに送信することができます。

専門家の反応は?

BCCとはメールを送信する時に送信先のメールアドレを非表示にして送信する方法です。

最近本来BCCにて指定するハズだったメールアドレスをTOに設定するタイプの誤送信が増加傾向にあると感じます。今月だけでも小学館や北海道新聞社なども同様の誤送信が発生したと報道されています。

4月という新年度の始まりで普段BCCをあまり利用しない担当者へ交代したなどの要員もあるかもしれません。一説によると最近の若い人はBCCを普段利用しないので”BCCの必要性”を理解していないため、同種の誤送信を起こしやすいという説もあります。

BCCを運用している業務で担当者が代わる場合にはしっかりとBCCの意味や設定方法を指導する必要があるでしょう。

ただ個々のメールアドレスをBCCに登録する方法はいつかはミスが起きる可能性があるので、メーリングリスト等を作成しそれをBCCにする等運用を改善することを推奨します。

ネットの反応は?

個人情報の流出の事件の時良く被害の報告は受けてないとか軽く言ってくれるけど情報が漏れた本人から言わせたら今現在被害が無くてもいずれ有るかも知れないし無いかも知れないって大袈裟な心配まではしなくてもモヤッとする位の漠然とした不安は残るもの。情報流出した時点でそれはもう被害な訳で個人情報保護が如何に大事か扱う役所や企業が軽視してしいるのではないかと思ってしまう。

本日マイナンバーと保険証を一元化する法律が衆議院を通過したらしいですが、この様に政府による情報管理のずさんさを見せつけられたら不安になりますよね。例え個人情報が漏洩して実害が出たとしても政府は責任取らないんでしょう?

編集後記

おき編集長
おき編集長

つい先日、マイナンバーカードの情報を銀行などの民間企業と連携といったニュースを取り上げたばかりで内閣府による個人情報流出のニュース。。

不安しかないですよね。

原因もシステム的な事でなくて結局ヒューマンエラーと言えるような事。

どんなに立派なセキュリティ対策を施しても、それを扱う人がしっかりしていないと意味のないものになってしまうんですよね。

ネットの反応でもあったこういった事件があったときに「被害の報告は受けていない」ってよく耳にしますが、情報が流出してしまった当人は気が気じゃないですよね。

本当、これからマイナンバーカードはますます生活に密接した存在となるので、それを扱う行政の方々にはしっかりして欲しいと願うばかりです。

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